【中学受験】小学4年生の勉強の仕方と学習のポイント
更新日:2024/06/28中学受験の勉強を始めたばかりの小学4年生は、お子さまも保護者の方も手探りの状態だと思います。
とはいえ、最初が肝心。小4は中学受験対策の勉強の仕方を覚える大切な時期です。保護者の方は、どのようにサポートしていけばいいでしょうか?学習のポイントとともにご紹介します。
目次
小4最初の目標は、勉強することに慣れること
学校のクラブ活動や習い事など、小学校高学年の子どもたちは忙しい毎日を送っています。また、友だちからの誘いやゲーム、テレビなど、勉強を阻む誘惑もたくさんあります。そうした状況の中でも、きちんと勉強を続けられるかどうかが合否の分かれ道であり、志望校に合格するためには毎日の学習習慣を身につけたうえで、受験対策を計画どおりに進めていくことが大切です。
塾の宿題を期日までに仕上げる
勉強に慣れるためには、「塾の宿題をする」という家庭学習の習慣を身につけることがとても重要です。塾側も、中学受験のはじめは勉強を習慣にできるような宿題を出しています。栄光ゼミナールでは、簡単ですが日々勉強する必要がある計算と漢字の問題を毎日の宿題として出しています。
学習習慣をつけるための宿題なので、塾の前日に一気に終わらせては意味がありません。必ず期日を守って行うようにしましょう。
それにより、通塾日以外も、宿題を通して毎日机に向かうことで日々の勉強を習慣化することができ、勉強に取り組む姿勢が身につきます。
勉強と遊びのメリハリをつける
受験生となる6年生に向けて徐々に学習量を増やしていくことになりますが、4年生の段階ではまだどこの塾も学習量が少なめです。そのため、宿題も4年生の集中力が続く時間のなかで学習できる量になっており、勉強と遊びの両立が可能です。勉強の時間は勉強に集中する。終わったら遊ぶ。というように、時間にメリハリをつけることを覚えさせましょう。
そうすることによって、徐々に集中して勉強ができる時間が増えてくるため、受験勉強が本格的になる5年生の土台ができます。
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小4のうちに学習のリズムを確立させる
5年生になると、一気に学習量が増えるため、宿題をやり切れなかったり、学習の進度についていけなくなったりする生徒が出てきます。そうならないためにも、4年生のうちに決まった時間に机に向かって勉強する生活習慣を確立させることが必要です。そこで、以下の3つのことを実践してみてください。
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親子でスケジュールを決める
まずは、親子で一緒に1週間の予定考えてみましょう。一緒に作ることで、お子さまには自分が作った計画という意識が生まれ、行動に移しやすくなります。スケジュールを作る際ですが、火曜日は算数の勉強と計算と漢字。水曜日は習い事があるから計算と漢字だけ。など、お子さまの無理のない計画を立てるようにしてください。
親はスタートの合図係
一緒にスケジュールを作っても、4年生の段階では、まだ自分の力でスケジュール管理をすることは難しいはずです。保護者の方は、時間になったら声がけなど合図をしてあげてください。
最初お子さまは、すぐに動いてくれないかもしれません。しかし、一緒に作ったスケジュールを目立つ場所にはっておいて親子でに共有することで、だんだんと自主性が芽生えてきます。
理科・社会こそ、4年生からはじめる
学習量の少ない4年生こそ、理科、社会の学習をするチャンスです。この2教科は暗記科目だから6年生からで大丈夫と思われがちですが、学年が上がるごとに学習量(特に算数)が増えてくるので、6年生では理科・社会まで手が回らないことがほとんど。
時間的に余裕のある4年生のうちにスタートさせることで、大きなアドバンテージになります。また、時間のない6年生だと単なる暗記になってしまうことが多く、得点に結び付きづらくなります。背景を含めた正しい知識を知るという勉強法を4年生のうちから定着させることで、5・6年生の学習を楽にできます。
親子の会話を増やす
栄光ゼミナールでは保護者の方に「ご家庭でお子さまと積極的に会話してください。」とお願いしています。中学受験において、親子の会話はとても重要です。普段の何気ない会話や塾のお迎えの際など、親子の会話を少し意識してみてください。
親子の会話は知識の宝庫
お子さまの知識は、保護者の方が思っている以上に少ないです。例えば、「縁側」や「勝手口」など昔は当たり前だった家の作りも、近年の住宅では見ることが少なく、お子さまの想像はつきにくいでしょう。
子どもは家族との会話を通して社会のことを知り、自分にはない新たな視点を得るものです。会話を楽しんでいるうちに、自然とお子さまの知識が増えていきますので積極的に会話をするようにしましょう。また、会話する際はあえて大人目線で行うようにすると、考え方に広がりが出て、思考力の向上 に繋がります。
親子の会話が復習になる
近年の中学受験では、知識量ではなく、「思考力・判断力・表現力」を問う思考型の入試が中堅以上の私立中学で増えています。これらの入試では、読み取った内容を自分なりに解釈して、新たにアウトプットするという一連の作業ができるかが問われるため、相手の話を理解する力や自分の考えをわかりやすく伝える力、そのための語彙力などが必要となります。
そのため、お子さまが塾から帰ってきたら「今日は何を勉強したの?」と質問してみてください。会話の中で学習内容のアウトプットをすることで、自然と復習にもなります。その際、お子さまが答えに詰まるようならば理解が十分でない可能性がありますので、「次の授業の時に聞いてきて!」と質問を促すようにしましょう。
受験勉強は塾にまかせる
お子さまの学習状況を把握しておくことは大切ですが、家庭で勉強を教えるのはほどほどにしておきましょう。4年生の段階ですと、保護者の方も教えられる問題が多いので、ついつい面倒を見がちですが、問題の解き方、教え方が塾と違った場合、お子さまは混乱し、できる問題ができなくなることも。また、学年が進むと問題の難度が上がるため、付きっきりで面倒を見なければいけなくなります。
栄光ゼミナールでは、自習室で勉強することをお勧めしています。自習室では、勉強している際にわからない問題があったらすぐに先生に聞くことができるため、わからないを作りません。また、自習室を使うことでお子さまの自主性も育まれます。
ご家庭ではメンタルのフォローに徹して、勉強は塾の先生にまかせるなど、役割の線引きを明確にしておくことが大切です。
偏差値は参考程度にとらえる
模試はお子さまの学力の現在の立ち位置を知る重要な手がかりになるものですが、4年生のうちはその結果をあまり神経質にとらえる必要はありません。偏差値は、あくまでもその試験を受けた人によって相対的に決まる数値なので、受験勉強をはじめたばかりの4年生のうちは母集団にばらつきがあり、あまり参考になりません。この時期に受ける模試は、理解が不十分な単元、苦手分野を発見するために活用するようにしましょう。
栄光ゼミナールで本格的な受験勉強に向けた準備をはじめましょう
4年生のうちは、受験勉強を本格的にはじめる5年生の準備段階として、机に向かって勉強をする習慣と、5年生以降の学びの土台となる基礎学力を身につける必要があります。栄光ゼミナールでは、毎日行う計算・漢字の教材を使って無理なく学習習慣を定着させるとともに、週2日程度の指導で4教科すべての学習の基盤をつくっていきます。
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栄光の中学受験対策では最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、勉強の進め方、志望校対策まで、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生の隣でわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。お子さまに合った指導形態で合格に向かって学習を進めることができます。
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