中学受験に成功した小学生の勉強時間
更新日:2024/06/28中学受験には、学校での勉強のほかに相当量の学習が必要だと言われていますが、合格した小学生は日々どれくらい勉強していたのでしょうか。栄光ゼミナールで学び、志望中学に合格した小6を対象に行ったアンケート調査の結果を紹介します。
目次
中学受験に成功した小学生の勉強時間
中学受験には、学校での勉強のほかに相当量の学習が必要だと言われていますが、合格した小学生は日々どれくらい勉強していたのでしょうか。栄光ゼミナールで学び、志望中学に合格した小6を対象に行ったアンケート調査の結果を紹介します。
平日の平均学習時間は「3~5時間」が多数
「小6の夏休み以降の平日の平均学習時間を教えてください」という問いに対し、もっとも多かったのは「3~5時間」でした。合格をつかんだ小学生は塾の授業以外にも、自習室や自宅で勉強しているようですね。
学年別の学習時間目安
上記のグラフからもわかるとおり、小6の平日学習時間の目安は3~5時間です。土日祝日は8~10時間勉強するという生徒も少なくありません。
中学受験のカリキュラムが始まる4年生では平日1~3時間、休日は2~3時間くらいが目安になりますが、5年生になるとカリキュラムの量も増え、難易度も高くなっていきますので、ひとつの単元の学習にかかる時間も長くなっていきます。できれば小4のころから少しずつ勉強時間を長くしていけるとよいでしょう。平日は2~4時間、休日は4~5時間くらいが目安です。
「私国立中」受験生は学習時間が増える傾向
私国立中学校と公立中高一貫校に合格した小6の学習時間を比較すると、私国立中学校合格者のほうが長時間勉強している人の割合が大きいことが分かりました。これは、出題範囲が小学校の学習内容に限られている公立中高一貫校の「適性検査」に対し、私国立中学の「学力テスト」では学校ごとの出題傾向が大きく異なるうえに、特殊な内容も含まれるため、その対策に時間かかることが大きな要因です。
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低学年のうちから学習習慣を身につける
ここまで見てきたように、中学受験を成功させるためには、一定以上の勉強時間を「日々」重ねることが必要になります。しかし、いきなり何時間も机に向かうことはできません。中学受験の勉強が本格化する小4よりも前から少しずつ学習習慣を身につけておくことが大切です。最初は1日30分でもよいので、低学年のうちから机に向かう練習をしておくようにしましょう。徐々に勉強時間を伸ばすようにすれば、長時間勉強にも慣れやすくなります。
勉強時間確保のために睡眠時間を削るのは非効率
限られた時間のなかで勉強時間を確保しようとすると睡眠時間が短くなりがちですが、それはおすすめできません。個人差はありますが、学習量と学力は必ずしも比例しません。勉強の効果を高めるためには、充分な睡眠が欠かせないのです。
睡眠時間を短くすると、勉強に支障をきたす
睡眠不足は集中力を低下させます。また集中力がなくなると、記憶力も低下してしまい、勉強の効率が悪くなり、中学受験をするお子さまにとってはマイナスにしかなりません。その他にも成長期の発育阻害、代謝の悪化、疲れやすい、免疫力の低下など、お子さまの心身に様々な悪影響を及ぼします。しっかりと睡眠時間を確保し、メリハリをつけた学習を心がけましょう。
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限られた時間で効率のよい勉強を
中学受験で志望校に合格するためには、限られた時間のなかで効率よく、質の高い勉強をすることが大切です。勉強の「量」だけでなく「内容」にもこだわり、学習の成果をより高めることができるよう、お子さまをサポートしていきましょう。
時間を意識する習慣をつける
長い時間、やみくもに勉強していても効率的とは言えません。受験勉強では常に時間を意識することが大切です。入試本番でも時間配分は重要なポイントとなりますので、家庭で勉強する時もスケジュールをたて、ある程度時間を決めて取り組みましょう。勉強中、目のつくところに時計を置くなどして、日ごろから時間を意識するクセをつけるとよいでしょう。
勉強の目標は時間だけでなく内容もセットで
「○時間勉強する」という目標も無意味ではありませんが、何よりもその時間で「何をできるようにするか」という内容がとても大切です。そのため、目標を考えるときには、「○時間でこの問題を解けるようになろう」というふうに、時間と内容をセットにするのがおすすめです。
「○時間勉強する」だけだとその時間が過ぎるのをただ待つような勉強になりかねませんが、内容も目標に含めれば「○時間の勉強」はタイムリミットの役割を持ち、より濃い勉強時間になります。
復習はすぐにやるのが効果的
塾や学校で習ったことを復習するタイミングによって、その効果は大きく変わってきます。人は覚えたことを、1日経っただけで半分以上忘れてしまうと言われています。つまり、塾や学校で習ったこともすぐに復習しないと、翌日には半分以上忘れてしまうのです。効率的にたくさんのことを覚えるためにはすぐに復習する習慣づけが重要です。塾から帰宅した後、時間が遅くなってしまうなら、翌朝早く起きて復習するなど、できるだけ早いタイミングで復習に取り組むのが理想です。
すき間時間を有効活用する
塾の授業が始まる前の小さな時間や、授業終了後お迎えがくるまでの時間など、短いすき間時間を無駄にすることなく有効に活用しましょう。また、リラックスできるお風呂の時間を利用するのもいいでしょう。すき間時間におすすめの学習は、まとまった時間を必要としない英単語や歴史の年表など、暗記系の勉強です。「すき間時間を使って一日に単語を○個覚える」など、具体的な目標をたてるのもよいでしょう。日々の小さな積み重ねが大きな成果につながります。
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栄光ゼミナールは、効率の良い勉強方法を丁寧に指導いたします。
近年の中学入試では、受験生の思考力や表現力を問われる出題が増えています。こうした能力を習得し中学受験を突破するには、限られた時間の中で受験に必要な教科を効率良く学ぶことがカギとなります。
栄光ゼミナールでは、中学受験専用の教材とカリキュラムを用意し、膨大な学習内容をもれなく習得できる体制を整えています。また、入試報告会や保護者面談を通じて、中学受験に関する最新の情報をご提供。保護者の皆さまとお子さまのコンサルタントとして、合格までの道のりをサポートいたします。
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