大学入学共通テストとは?日程や出題傾向を知ろう

更新日:2025/09/23

大学入学共通テストを受験する皆さんは、過去問に目を通しましたか?大学入学共通テストは予想が難しいですが、2025年度の結果や出題傾向を知り、対策をしてみましょう。「大学入学共通テストとはそもそも何?」「出願時期や日程は?」という基本事項についても説明していきますので、高校1年生・2年生の人もしっかりチェックしてください。

目次

大学入学共通テストの基本

共通テストの基本方針

共通テストは、知識・技能の習得を測る教科型試験だけではなく、得た知識を活用する力として、大学教育で必要とされる「思考力・判断力・表現力」等を多面的・総合的に評価する試験です。文章・図・資料などの複数の情報から必要な情報を読み取る力や、読み取った情報を照らし合わせて課題を解決する力などが問われます。

共通テストの日程

令和8年度(2026年)の実施日は 令和8年1月17日(土)、18日(日)
追・再試験実施日は 令和8年1月24日(土)、25日(日)です。出願期間は、令和7年9月16日(火)10:00~10月3日(金)17:00となっています。

高校3年の1年間は、受験勉強はもちろん、各大学受験のための出願などのスケジュール管理がとても大切です。学校推薦型・総合型選抜や私立・国公立の大学の一般選抜を受験する人は事前に何がいつまでに必要かを調べておきましょう。

共通テストの基本情報はこちらから

出題教科・科目

共通テストで実施される教科は、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報の7教科21科目です。学習指導要領の科目の内容を総合した範囲外の問題が出題されることはありませんが、科目によっては問題数が多く、早く問題を解かないといけない場合があります。解答時間にも注意して、試験に臨むことが大切です。過去問を解く際にも解答時間を意識して演習を行いましょう。

どの科目を受験するのかは、志望する大学によって異なります。国公立大では5教科以上、私立大の共通テスト利用方式では2~3教科が一般的です。指定教科(科目)も、大学により異なりますので、受験情報を得ることが必要です。わからないことがあれば、学校の先生や塾と相談しましょう。

2025年度の大学入学共通テスト結果と出題傾向

平均点

出典:大学入試センター

2025年1月18日・19日の2日間に行われた共通テスト。受験者数は49.5万人。平均点は上の表のようになりました。

主要3教科5科目(英数国)の合計点は前年度から1.25点のプラスとなりました。また、新課程での新しい科目として注目された「情報Ⅰ」の平均点は69.26点と、他科目に比べて平均点が最も高い結果となりました。共通テストにおいて、出題形式が大きく変更された初年度は比較的平均点が高く、2年目から難しくなる傾向があります。次年度は難化する可能性を頭に入れたうえで、対策を進めるようにしてください。

主要教科の出題傾向

2025年度は、新学習指導要領に対応した初めての共通テストでした。「情報Ⅰ」が新設されたほか、地歴・公民科目の再編、数学の出題範囲や試験時間、英語リーディングの大問構成、国語の大問構成や試験時間に変更が生じるなど、大きな変化が伴う試験となりました。

出題はこれまで通り、大学入試センターから示されている基本方針「大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力を問う問題作成」の意図が反映された内容でした。その結果、平均点に大きな変化はなく、これまでと同様に実力が相応に反映される試験だったと言えるでしょう。 2026年度入試以降も今回の出題傾向は継続すると思われます。2025年度入試の出題傾向を参考にしながら、対策を行いましょう。

主要3教科の出題傾向は、次のようになっています。

英語

リーディング

  • 大問構成がこれまでの6問から8問に変更。しかし、一部の問題で2題構成がなくなった結果、全体の解答マーク数は49個から44個に減少
  • 総語数も700語程度減り、約5,600語となった。
  • 難易度は昨年対比で若干の易化

リスニング

  • 昨年と同様に大問6題で構成。うち3問で中問AB構成となった
  • 旧課程と同様、新課程でも出題傾向を含め大きな変更はなし
  • 日常的な会話、説明文、複数の話者による会話の聞き取り、資料を読み取りリスニング内容と合わせて判断するものも出題

数学

Ⅰ・A

  • 大問4題で構成、選択問題が全問必答へと変更。配点に変更はなし
  • 形式は新課程版の共通テスト試作問題と同じ。全体的に誘導が丁寧で、計算力よりも理解度が重要だったと言える。
  • テストの平均点はそこまで変わらないが、標準偏差は大きくなったと思われる。

Ⅱ・B・C

  • 大問7問構成。第1~3問は数学Ⅱで全て必答問題、第4~7問は数学B・Cで、うち3問を選択する形式
  • 数学Ⅰ・A同様、全体的に誘導が丁寧で、公式を覚えての計算というよりも理解度が重要だったと言える。
  • テストの平均点は下がり、標準偏差も大きくなったと思われる。

国語

現代文

  • 第1~3問が現代文。ここ数年出題されていた複数テクストの問題はなく、全て1つの文章での出題
  • 第3問については複数資料を基に考察させる、いわゆる共通テストらしい問題で、これまでの複数テクスト問題や複数資料問題に慣れていれば比較的解きやすい問題だったといえる。

古文

  • 【文章Ⅰ】と【文章Ⅱ】で構成され、同じような状況の2つの文章について共通点・相違点についての読解が出題の意図だと思われる。問1・2ではそれぞれの文章を正しく読解できるかを意図として語句の表現や敬語について問い、問3では【文章Ⅰ】と【文章Ⅱ】を比較する生徒の話し合いが設定され、その中で3カ所の空欄を埋める問題が出題された。

漢文

  • 古文同様、本文は【文章Ⅰ】と【文章Ⅱ】で構成され、問1~5まではそれぞれの文章を正しく読めているか、問6では複数テクストの関係性について問われた。基礎知識だけで正解できる問題は減ったものの、その他の問題では紛らわしい選択肢は少なく、若干易しくなったと言える。

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