何から始める?大学入試のための受験勉強の仕方
更新日:2024/05/08受験勉強を始めなきゃ!と思ったんだけど量が多すぎて、何から始めたらいいのか、わからなくなっちゃった...
早めに始めなきゃって思うけど、学校の勉強も部活動もあるし...どうしたらいいんだろう?
ちなみに、2人は志望大学はもう決まってるの?
学部も決められないし、まだきちんと考えられてません...。
志望大学って、早めに決めなきゃだめですか?
大学入試は、大学や学部によって受験科目や配点が違ったりするの。
まずは、志望校を決め、その上で何から始めればいいかを考えましょう!
まずは、受験勉強を始めるための準備をしよう!
受験勉強を始めるにあたって、何から始めればいいか悩みますよね。まずは「受験勉強のための準備をする」のがおすすめです。準備をすることで、勉強しなければいけない部分が可視化されるので、やみくもに勉強を始めるよりも効果的に学習を始められます。
準備①:志望大学や目指す学部・学科を決めよう
まず志望大学や学部が決まっていない人は、どんな大学にいきたいか、どんなことを勉強したいかを考えましょう。希望を元に、大学のホームページやオープンキャンパスを利用することで、志望大学や志望学部の候補を考えていきます。
候補がいくつかあがったら、入試要項をしっかりと確認すること。受験科目が分かればその科目に集中して勉強できるので、効率よく受験勉強をすることができます。
また、各科目の配点比率にも注目してください。以下の表は、学部・学科は同じでも、大学によって配点が異なるケース、大学は同じでも学部によって配点が異なるケースの一例です。
■学部・学科は同じでも、大学によって配点が異なる例
大学 | 学部・学科 | 英語 | 数学 | 理科 |
---|---|---|---|---|
東京理科大学 | 理学部物理学科 | 100点 | 100点 | 100点 |
立教大学 | 理学部物理学科(個別) | 100点 | 150点 | 150点 |
青山学院大学 | 理工学部物理科学学科 | 150点 | 150点 | 150点 |
■大学は同じでも、学部によって配点が異なる例
立教大学
学部・学科 | 英語 | 国語 | 社会 |
---|---|---|---|
経営学部(全学・個別) | 150点 | 100点 | 100点 |
経済学部(全学・個別) | 150点 | 150点 | 100点 |
法学部(全学・個別) | 200点 | 200点 | 100点 |
■大学・学部・学科は同じでも、入試方式によって配点が異なる例
日本大学商学部
方式 | 英語 | 国語 | 社会 |
---|---|---|---|
A方式1期 | 150点 | 100点 | 100点 |
N全学1期 | 100点 | 100点 | 100点 |
※データはすべて、2024年度入試のもの。
さらに、受験する大学・学部によって、国語の出題範囲が異なることもあります。
■国語の出題範囲が異なる例
大学 | 現代文 | 古文 | 漢文 |
---|---|---|---|
早稲田大学 政治経済学部 | ○ | ○ | ○ |
明治大学 政治経済学部 | ○ | ○ | × |
法政大学 経済学部 | ○ | × | × |
一口に大学受験といっても、大学により受験科目や範囲が異なるため、自分の得意不得意も考えながら志望校を決めていくことも必要です。
準備②:現時点での自分の実力を把握しよう
学習計画を立てるためには、現時点での自分の実力を把握することが重要です。そのために、模試を活用しましょう。模試を受けることで、自分はどの科目、どの単元が弱いのか、これから何を重点的に勉強すれば良いのかなど具体的な課題が見えてきます。
また、模試は受験勉強を始めてからも定期的に受験しましょう。受験勉強の進み具合や実力の伸びを客観的に把握することで、今後の勉強方法の見直しができます。成績が数字としてあらわれるので、モチベーションアップにもつながります。
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準備③:入試の流れを確認しよう
受験勉強を始める前に、入試の流れを確認しておきましょう。入試日程を確認することで、いつまでに何をやらなければならないのかが明確になり、効率的に学習できます。
一般的に、共通テストの出願が10月、共通テストが1月中旬に行われます。私立大学では一般入試が1月下旬~2月下旬、国公立大学では、前期日程が2月下旬、中期日程が2月下旬~3月上旬、後期日程が3月中旬に行われます。そのため、共通テスト対策と国公立2次や私立大対策を同時に進めていく必要があります。そういった観点でも志望大学を早めに決めることが重要になります。
また、推薦入試を受ける人は、総合型選抜(AO入試)が8月上旬から、学校推薦型選抜(指定校推薦)の学内選抜が9月中旬~10月上旬、学校推薦型選抜(公募・自己推薦入試)が10月上旬~11月下旬ごろに行われるので、推薦対策とともに一般入試の対策を行えるスケジュールを組む必要があります。
準備④:無理のない学習計画を作成しよう
入試日程を確認したところで、学習スケジュールを立ててみましょう。
現在から入試日までの間にやらなければいけない項目を書き出して整理し、3ヶ月ごと、1ヶ月ごと、1週間ごとの学習予定に落とし込んでいきます。学習プランを作るうえで大切なのは、無理なく確実に消化できるスケジュールを組むことです。また1週間のうちに復習日・休養日を設定して、柔軟に調整できる学習プランを組み立ていきましょう。
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効率的に受験勉強をする方法とは?
学習計画を立ててみると、意外と時間がないことにびっくりするでしょう。高校生は部活動や学校行事などで忙しいので、時間を有効的に活用し、効率的に勉強していくことが必要です。効率的に勉強するにはどうしたらいいのでしょうか?
受験勉強で最初にするのは主要教科の基礎固め!
受験勉強を始めるうえで優先したいのは、基礎力をつけること。すぐに応用問題や過去問題などをやりたくなるところですが、基礎的な語彙や文法、公式・定理とその使い方などが身に付いていなければ、応用問題に取り組んでも十分な効果は得られません。その結果、基礎と応用を行ったり来たりするため逆に時間を使ってしまいます。まずは基礎固めを重点に、受験勉強を進めていきましょう。
苦手な問題を優先して解こう
基礎固めの問題演習をする際に、意識してほしいのはどんな問題解くか。基礎を固めるということは、過去に学習した範囲の復習を行い、出来ない問題をなくすということです。なので、解ける問題をたくさん解いてもあまり意味がありません。問題演習は解けなかった問題、苦手としている単元を中心に、数多くの類題に取り組むようにしましょう。
部活動と両立するために、すき間時間を活用しよう
高校生は部活動や学校行事などで忙しいもの。限られた時間の中で効率よく受験勉強を進めるためには、10分、20分の小さなすき間時間も無駄にせず、有効活用することが大切です。通学時間や夕飯前後の時間、就寝前の時間など、意外と空いている時間があるものです。そういった時間を学習時間に切り替え積み重ねていくことで、1年後大きな差となってあらわれます。英単語や漢字などの暗記などは、短時間でも効果的なので、ぜひ実践してみてください。
勉強を生活の一部として習慣にしよう!
無理なく受験勉強を続けるコツは、勉強を生活の一部として習慣化させることです。歯磨きや入浴のように、勉強を「毎日するのが当たり前」にしてしまいましょう。その方法として、毎日必ず行っている行動と結びつけて勉強するようにすると習慣化しやすくなります。例えば、歯磨きの後に必ず15分英単語帳を見る、夕食後に必ず20分計算問題を解く、お風呂から上がったら30分間はその日の復習をするといった具合に、いかに勉強を自分の生活に取り入れられるかがポイントです。
適度な休息を取ろう
勉強の効率を高めるには、集中力を切らさず勉強することが大切です。勉強した時間が同じでも、集中していたかどうかでその成果が大きく異なります。ただし、人間の集中力が持続するのは90分が限界だと言われていて、適度な休息を挟むことが勉強時の集中力を高めることにつながります。90分勉強したら10~20分程度の休息を入れてリフレッシュするようにしましょう。
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受験勉強は前準備と学習内容を確認することが重要!
受験勉強の方法は、前準備をしっかりとすることが志望校合格への近道です。
いきなり難しい問題集に取り組むのではなく、志望大学の入試にはどの教科が必要で、範囲がどこまでで、いつまでに何を終わらせなければいけないのか。入試要項などでしっかりと確認を行うことで、無駄な時間を減らし効率的に学習を進められます。学習計画をしっかり立てて、志望大学合格を目指しましょう。
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