大学受験生必見!模試の受け方と活用法

更新日:2023/04/26

受験生にとって必須アイテムといわれる模試ですが、なぜ模試を受けなければいけないのでしょうか?模試を受ける意味と活用方法を知るだけで、今後の受験勉強が時短できるかもしれませんよ!
大学受験をするなら、定期的に受けたい模試。今回は模試を受ける意味やどんな模試を受ければいいか説明します。

模試でわかること

模試を受けると受験勉強をする上で重要な2つのことがわかります。

自分のポジションがわかる

模試を受験することで、全国にいる大学受験をするライバルの中で、自分がどのくらいの位置にいるか、合格の可能性が高いのか、低いのかがわかります。また、模試を定期的に受けることで、自分の学力が伸びているのか、ライバルたちに追いつけているかなどもわかります。

自分の学力・学習状況がわかる

模試の返却資料には教科単位の偏差値だけでなく、出題された分野別のでき具合を分析した結果も載っています。これを見ることで、自分が苦手としている分野がわかるとともに、自覚がないウィークポイントも発見できるため、今後の学習計画を見なおすことができます。

大学受験のために模試を受ける目的

模試は大学入試本番で、勉強してきた力を発揮するためのトレーニングです。
授業で扱っていない問題も含め、さまざまな難度の問題が組み合わされて出題されます。重要なのは、自分の実力以下の問題を確実に得点していくことです。しかし、難度にばらつきがあるため、自分には解けない問題だと惑わされてしまうことも多いので、その問題では何が問われているのかを見極め、今までに学習した知識の中から正解を導き出す練習が必要です。
他にも、入試本番で平常心をキープするために、試験会場の雰囲気に慣れることも、模試の大切な目的のひとつです。

大学受験では、どの模試を受けたらいいの?

模試を選ぶ基準となるのが受験者数です。受験者数が多ければ多いほど、判定の信用度が高くなります。また、高3が受ける模試は浪人生も一緒に受験することになるため、現役生と浪人生の比率にも注目しましょう。
現役生が多く受ける模試では平均点が下がり偏差値が高くなります。その逆に、浪人生が多く受ける模試では平均点が上がり偏差値が低くなります。まずは前年度の受験者データをしっかり確認しましょう。

判定を受ける志望校の選び方

模試を受けると、受験後に返却される成績表で、志望校合格の可能性を表すA~Eの判定を受けます。判定を受ける志望校を選ぶ際に、レベルが近い大学・学部を選べば、すべて同じような判定が出てしまい、自分の実力がどのレベルにあるのか判断することができません。模試で選ぶ志望校は、「目標校」「実力相応校」「合格確保校」の3つのレベルを均等に選ぶのが理想的です

正しい模試の受け方

実際の模試の会場では、試験特有の緊張感を感じるかもしれません。しかし、本番はもっと緊張するはず!そんな中でも実力を発揮するために、正しい模試の受け方をお教えします。

まずは1回模試を受けてみる

とにかく1回模試を受けてみましょう。受ける時期は高1、高2でもOK!早いほど良いです。模試を受けることで、自分の成績が客観的に判断できます。そこがスタート地点、ここから受験までどのくらい学力を伸ばすことができるかが勝負です!

定期的に受ける

定期的に模試を受けることで、普段の勉強がきちんと実力に繋がっているかを確認できます。前回の問題でできなかった分野はできるようになっているか?、全体の中で自分のいる位置が上がっているか?などを確認できます。もし、成績が上がっていない場合は今の勉強法を見直してみましょう。

時間配分を考える

テストでよくある失敗が時間配分のミス。「ひとつの問題に時間をかけすぎてしまい、すべての問題に手がつけられなかった」、「簡単だと思った問題がなかなか解けないことで焦ってしまい、十分に実力が発揮できなかった」ということが多分にあります。

模試でぜひ実践してほしいことは、「配点が高い問題から解くこと」です。英語のリーディングを例に挙げれば、脳が疲れる前の集中力が高い前半に、配点が高い問題を解く方が効率的です。入試本番で本来の実力を発揮するためにも模試をリハーサルとして、時間配分を意識してみましょう!

マークシートのマーキングは濃く丁寧に

共通テスト模試で良く起こるのが、マーキング(塗りつぶし)のミスです。塗りつぶしが薄い、消し残しがあって複数選択したと判断されるなど、ケアレスミスのせいで正解のはずなのに得点になっていないケースがあります。入試本番で同じ失敗を避けるためにも、筆記用具はシャープペンシルではなく鉛筆を使用しましょう。また模試終了前に解答用紙をもう一度しっかり確認するように心がけましょう。

模試の返却資料は宝の山!模試後に行うべきポイント

模試の成績表では、つい偏差値や志望校の判定ばかりに目が行きがちですが、そのほかに様々な情報が載っている宝の山!返却後の資料をしっかりと確認し、復習に使うことが学力アップの近道にもなります。

模試の復習はしっかりと

模試の結果を効率的に学力向上につなげるためには、間違った単元についてしっかり復習することが重要です。人間の記憶はどんどん薄れていってしまうので、復習はその日に済ませてしまうのがベストですが、遅くとも3日以内に必ず行いましょう。
そして、模試の復習に欠かせないのが、受験後に配布される"解答・解説"です。この冊子には解答はもちろん、答えを導くための解法のポイントや出題の意図が詳しく記載されています。復習の効果を高めるためには、①解答を見ずに時間をかけて解き直し→②解答・解説を見て、間違えた理由をしっかり分析→③理解が不十分だった単元を、教科書やノートを使って確認→④類題の問題演習、を繰り返し行うことが大切です。また、解説を読んでも理解できない問題は、学校や塾の先生に質問してしっかりと解決するようにしましょう。

成績表で確認すべきこと

最も大切な項目は、偏差値や志望校判定ではなく、各科目の大問ごとの配点・得点・全国平均が記入されている項目です。自分の得点と全国平均との差異を確認し、苦手分野を発見・克服することで、同じ間違いを繰り返さないことが重要なのです。成績表の判定に一喜一憂するのはなく、発見した苦手単元を一つひとつ克服し、いかに成績を向上させるかに意識を向けるように心がけましょう。
また、E判定の場合、D判定までの距離がどれくらいかも確認しましょう。もしあと10点だった場合は各教科の単元別分析と結びつけて、「数学の大問2が出来ていればD判定になれたな」というように、落とし込んでいくと次に勉強しなければいけない部分が見えてくるでしょう。

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