大学受験の倍率とは
更新日:2023/04/26大学受験をする上で気になる入試の倍率。あまりにも倍率が高い大学を見ると、しり込みしてしまうのではありませんか?しかし、ひと言で「倍率」といっても、大学入試では主に2種類の倍率を示しており、どちらの意味で使っているかを考えなければいけません。志望校選びの参考にする際は、どちらの倍率なのかを確認することが大切です。
倍率とは?
入試の倍率とは、競争率のこと。その学校や学部、学科の難度を示しています。
大学受験で注目するべき「志願倍率」と「実質倍率」
大学受験で注目する倍率は2種類あります。
志願倍率
願書を出した人がどのくらいいたのかを見るのが志願倍率で、「志願者数÷募集定員」で算出されます。
実質倍率
実際に入試を受けた人の中で、合格した人の割合を表すのが実質倍率で、「受験者数÷合格者数」で算出されます。「すでに第一志望校に合格したので受験しなかった」「受験当日、体調が悪くて会場に行けなかった」など、願書は出しているが入試を受けなかった人の数は含まれません。
志願倍率と実質倍率は差があることが多い
中学受験や高校受験で合格を競うのは、自分が居住する都道府県内など、近隣の同学年の人だけでした。しかし大学受験になると対象がぐっと広がり、全国の高校生がライバルとなります。さらに、高校卒業後、1年間またはそれ以上受験勉強に専念してきた浪人生も加わることになり、競争はより厳しいものとなります。そのため、大学入試で確実に現役合格をするには、複数大学を受験する必要があります。多くの人が複数の大学を併願受験することになりますので、合格したすべての人がその大学に入学するわけではありません。したがって学校側は、それを想定して募集定員よりも多くの人に合格を出します。「合格者数>募集定員」「志願者数>受験者数」となるため、実質倍率は志願倍率よりも低くなります。志願倍率と実質倍率の差が小さい大学ほど、そこを第一志望とする受験生が多い人気校と言えるでしょう。
「倍率」との向き合い方
ライバルの人数が増えれば、その分、実質倍率も上昇し、人気大学では10倍を、医学部では20倍を超えることも珍しくありません。高校入試は1~3倍なのでその差が大きいことがわかります。大学受験は高校入試と違いライバルが全国に、そして上位校ほど、同学年だけでなく浪人生もたくさんいることを理解し、受験勉強を計画的に進めていくことが必要です。
合格最低点は要チェック!
人気の大学はチャレンジ校として受験する人も多く、倍率が高くても受験生の学力が横並びではありません。ほかにも新規学部の設置、受験制度の変更などの要素も倍率に影響するため、志望校選びの際、必要以上に倍率を重要視することはありません。 しかし、合格最低点は意識しましょう。大学入試ではどんなに倍率が高くても合格最低点を超えれば、合格できます。逆に、定員割れしている大学でも、合格最低点を超えないと不合格となります。どちらも毎年変動はありますが、合格するためには最低でもどのくらいの点数を取る必要があるのかを確認できます。
栄光では志望校選びもアドバイスします!
それでもやはり、志望校を考えるときに倍率は気になるものですが、倍率だけで判断せず、自分の実力と今後の頑張りを加味したうえで、志望校を考えることが大切です。
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