千葉県の公立高校入試の仕組みを解説!近年の受験動向と受験のポイントは?


先生、千葉の公立高校入試って、内申点は中3の成績だけじゃなくて、中学3年間分の評定が全部チェックされるって本当ですか?
その通り。千葉県は中1から中3までの評定がすべて点数化されて合否判定に使われるんだ。だから「中3になってから頑張ればいいや」が通用しないのが特徴だよ。







1〜2年生のときの過ごし方もすごく大事なんですね……!
そうなんだ。ただ、学校ごとに調査書や選抜方法が少しずつ違うから、志望校の制度をしっかり把握することが必要だよ。どの選抜方法をどの程度重視するかを示す「K値」という数値があって、K値が小さいほど、学力検査をより重視する学校ということになるんだ。






3年間分の評定も受験勉強も、両方頑張らないといけないんですね。他にも変更点があると聞いて、ちょっと不安です…
仕組みを正しく理解すれば大丈夫!2027年度からの変更点も含めて、具体的な選抜方法やこれからの対策について詳しく見ていこう。




目次
千葉県公立高校の入試日程
千葉県の公立高校入試は2月中旬に1回、2日間にわたって行われます。
1日目は英語・数学・国語の学力検査、2日目は理科・社会と面接や小論文などの各学校が実施する検査になります。
2027年度入学者選抜の学力検査日程は、2027年2月16日(火)、17日(水)です。
出願から選抜・合格発表までのスケジュール【2027年度】
願書提出
2/2(火)・2/3(水)・2/4(木)
志願変更(2日間)
2/9(火)・2/10(水)
※入試の数日前に一度だけ出願する高校や学科を変更できる。
入学者選抜(2日間)
2/16(火)・2/17(水)
1日目:国語・数学・英語の学力検査
2日目:理科・社会・各校の定める検査
追検査(1日間)
2/25(木)
※病気などで受けられなかった人のために実施される。学力試験は入学者選抜と同じ形式で行われる。「各高校が定める検査」を実施するかどうかは高校による。
合格発表
3/2(火)
※追検査を受けた人の合否もここで一緒に発表される。
千葉県公立高校入試の内容
千葉県の公立高校入試では、学力検査の他に各高校が定める面接や小論文などの「学校設定検査」が行われます。学力検査の出題傾向には大きな変更はありませんが、学校設定検査の内容を変更する学校もあるので対象の学校の受験生は要注意です。
学力検査
国語 : 50分
数学 : 50分
英語 : 60分 ※リスニングテストを含む
理科 : 50分
社会 : 50分
全校共通問題を使用して、英語・数学・国語・理科・社会の5教科を実施します。※
試験時間は英語が60分で他の4教科は50分と英語が10分長いので要注意です。問題や資料をしっかり読み解き、答えを記述する力が求められる傾向が強いのが特徴です。2027年度からは国語のリスニング問題が廃止され、代わりに話し合いの場面等を設定した文章による出題とすることで、「話すこと・聞くこと」の領域に関する資質・能力を複数の問題から判断するとしています。
※特別入学者選抜(海外帰国生など)専門系を除く
学校設定検査
学校設定検査には、面接・集団討論・自己表現・作文・小論文・適性検査・その他があります。これまで上位校で導入されていた「思考力を問う問題(英・数・国)」は廃止となりました。2026年度に県立千葉高校や千葉東高校が「作文」「小論文」へ変更したのに続き、2027年度入試からは東葛飾高校も、国語と数学による「学校独自問題」へと移行します。この独自問題は、これまでの「思考力を問う問題」と同様に高い応用力や思考力が求められる難問となる見込みであり、引き続き万全な専用対策が欠かせません。
「面接」「集団討論」「自己表現」「適性検査」では事前の入念な準備や練習が欠かせませんし、「小論文」「作文」ではたくさん演習し、土台となる書き方を学んでおくことが対策として有効です。配点は10~100点満点と学力検査に比べれば低いですが、学校設定検査は最も学校の特徴が表れやすい検査です。近い学力層が受験生として集まりやすい公立高校入試において、合格を確実に勝ち取る上で非常に重要な意味を持ちます。
学力検査でしっかりと得点できることが大切


千葉県の高校入試では、問題や資料を読み解き、答えを記述する力が求められる傾向が強くあります。1回の試験で実力を出し切り得点していくには、問題の読解や記述の対策は必要不可欠です。
栄光ゼミナールでは、学力検査でしっかりと得点できるように、確実に知識を習得し、反復できるカリキュラムを採用しています。また、記述問題の解答の書き方も指導しているので、なかなか点数が取れない人は体験授業を受けてみるのがおすすめです。
選抜方法
合否判定にかかわる資料は学力検査、各校が実施した検査の得点、調査書の3点です。調査書は3年間の成績が対象なので、1年次から定期テストの対策は必須です。
調査書点の計算方法
調査書点は3年間の9教科5段階評価の評定を合計した点数とその他の記載事項による加点の合計によって出されます。
調査書点(内申点)を計算してみよう!
●Aさんの評定(各学年45×3年で135点満点)
| 国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 音楽 | 美術 | 保健体育 | 技術・ 家庭 | 学年 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中1 | 4 | 4 | 3 | 3 | 5 | 2 | 4 | 3 | 3 | 31 |
| 中2 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 2 | 4 | 3 | 3 | 31 |
| 中3 | 5 | 5 | 4 | 4 | 5 | 4 | 4 | 4 | 4 | 39 |


●各高校が定める数値Kをかける(Kの値は0.5~2)
●加点:その他の記載事項による加点(基準は各学校で決める。上限は50点)


学校ごとに決まっているKの数値を使い計算するので、学校により満点が変わります。学力検査と調査書点の比重をKにより変えています。
合否判定方法
3つの資料を使ってどのように合格者を決めるかは各学校のやり方に任されますが、大きく2つの方法があります。学校別の配点は各高校のホームページ等で発表されていますので、志望校がどのような選抜方法を採用しているのかを確認しておきましょう。
総得点による選抜方法
1つは総得点に基づく選抜方法です。


当日検査530点満点(学力検査が500点、各校の定める検査が30点)、調査書150点満点(評定が135点+記載事項による加点が15点)の合計680点で、上位から順に合格します。
当日検査の比重が約77.9%と大きくなりますが、計算は分かりやすいですね。
※各選抜資料の満点は高校ごとに決定 ※各選抜資料の評価についても慎重に審議されます。
配点を変えて2段階で合格者を決定する。
2つ目は、2段階による選抜方法です。


第一段階はイメージ1と同じ配点で、上位から順に合格します。しかし、第一段階で合格が決まるのは募集人員の80%の人まで。残りの20%は第二段階の方法で選抜されます。


第二段階では、学力検査と調査書の比重を変えるために、各学校の定めた係数を乗じて合否を決定します。
調査書評定に乗じる係数をK1、調査書記載事項による加点に乗じる係数をK2、学校設定検査に乗じる係数をK3とします。
今回はK1=2、K2=1、K3=3とすると、当日検査590点満点(学力検査が500点、学校設定検査が90点)、調査書285点満点(評定が270点+加点が15点)の合計845点となり、調査書の評定と2日目の検査の配点を増やし、学力検査の比重を約59.2%と少なくしています。定員の2割は調査書の比重を少し高くして選ぶのです。
係数Kは学校ごとに異なるので、必ず確認しておきましょう!
また、「調査書記載事項」について、2026年度入試から以下の4項目が削除されました。
- 総合的な学習の時間の記録
- 出欠の記録
- 行動の記録(第3学年)
- 総合所見
参照:令和8年度(令和7年度実施)以降の千葉県公立高等学校入学者選抜の改善点について
中1~中3までの調査書点が評価対象!定期テスト対策が重要になる
学校によって配点は変わりますが、調査書点で高い点数を獲得できていると学力検査も落ち着いて臨むことができます。中1~中3までが評価対象なので、中1のうちから定期テスト対策にきちんと取り組みましょう。
栄光ゼミナールでは、授業内で定期テスト対策を行っています。お通いの学校の教科書に準拠した問題集ワークで定期テスト対策もばっちりです。
千葉県の高校入試は学区制
千葉県では、県内を9つの学区に分けた学区制を採用しています。自分が住んでいる学区と、隣にある学区の高校に志願できます。自分が住んでいる地域はどの学区に当てはまるのか確認してみましょう。ただし、理数科や国際科など特定専門分野を学ぶ学科や幕張総合などの総合学科、千葉女子・木更津東といった女子校は全県から受験が可能です。また、市立高校は一部を除いて市内からのみ受験ができます。埼玉県・茨城県の隣接地域からの県外受験枠もあります。
学区一覧
| 第1学区 | 千葉市 |
|---|---|
| 第2学区 | 市川市、浦安市、習志野市、船橋市、松戸市、八千代市 |
| 第3学区 | 我孫子市、柏市、鎌ケ谷市、流山市、野田市 |
| 第4学区 | 印西市、栄町、佐倉市、酒々井町、白井市、富里市、成田市、八街市、四街道市 |
| 第5学区 | 旭市、香取市、神崎町、匝瑳市、多古町、銚子市、東庄町 |
| 第6学区 | 大網白里市、九十九里町、山武市、芝山町、東金市、横芝光町 |
| 第7学区 | いすみ市、一宮町、大多喜町、御宿町、勝浦市、白子町、長生村、長南町、長柄町、睦沢町、茂原市 |
| 第8学区 | 鴨川市、鋸南町、館山市、南房総市 |
| 第9学区 | 市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市 |


各地域から受験可能な学区の一覧(参考)


千葉県公立高校受験の近年の動向
公立全体の倍率低下と人気校への集中(二極化)
千葉県の公立高校入試では募集人員が削減されましたが、受験者数もそれ以上に減少したため、全体の平均倍率は1.18倍と低下傾向にあります。少子化の影響や私立高校の授業料無償化もあり、私立人気が高まりました。ただし、県立船橋高、薬園台高、小金高など、上位校や人気の高い学校・学科では依然として厳しい競争が続いています。
学校の持つ校風や特徴に加え、近隣のエリアに分散する学校がないこと、前年の低倍率からの反発など、複合的な要因で倍率上昇は起こります。入試の仕組みや学校の特徴について、説明会などで情報を集めておきましょう。
倍率が低下してきた学校と学科の傾向
上位校レベルであっても、倍率が低下している学校もあります。例えば、県立柏高や国府台高は以前ほど高倍率ではなく、受験生にとって挑戦しやすくなっています。また、特に注目したいのが「国際系の学科」の受検者減少です。成田国際高や松戸国際高など、外国語や国際理解を学ぶ学科で受検者が減少傾向にあります。これは、他の多くの普通科高校でも外国語や異文化教育が充実してきたことで、受験生側が専門学科との大きな差を感じにくくなったのが原因かもしれません。一方で理数系学科の人気は継続しています。通いやすさや施設の充実だけでなく、学べる内容も含めて学校選びを行いましょう。
少子化の中でも高まる私立人気
中学校の卒業生数が減少しているにもかかわらず、千葉県内では私立高校志望者が増加しています。高校募集定員を削減した渋谷教育学園幕張高や、第一志望入試を導入した昭和学院秀英高、市川高といった上位校で倍率が上昇しました。その要因は私立高校志願者の増加だけでなく、合格者の絞り込み、入試変更による集中あるいは敬遠など、学校ごとにさまざまです。施設面やアクセス面で選択肢が豊富である私立高校を第一志望、あるいは併願先として選ぶ受験生が増えているといえます。
千葉の受験戦略で鍵となるのは、内申点をもとに中高の先生同士で事前相談を行う私立高校の「併願推薦制度」です。基準を満たせば合格の可能性が非常に高くなりますが、近年の私立人気に伴い推薦基準を引き上げる学校も出ています。早めに説明会へ足を運び、自分の成績で推薦が可能か確認しておくことで安心して本命の公立高校への受験に臨むことができます。
栄光ゼミナールの千葉県の公立高校入試対策について


栄光ゼミナールでは 1 年から基礎となる学力を定着させていくことで、調査書対策はもちろん学力検査できちんと得点できる総合的な学力を養成していきます。
千葉の公立高校では1年から評価対象の内申点!定期テスト対策が充実しています。
千葉県の公立高校入試では、1年生から3年生までの各学年の内申点が調査書に記載され、得点化されるので中1の1学期から内申点を意識して、しっかりと定期テストの準備をしておく必要があります
授業で定期テスト対策を行っています
栄光ゼミナールの中1・2の授業(一都三県の高校受験コース)では、毎週の授業時間内に定期テスト対策を実施しています。学校教科書準拠の教材を使用し、一人ひとりの学力やお通いの学校に合わせた対策を行っています。テスト2週間前からはテスト対策に特化した授業と演習を行い、確実な点数アップを目指していきます。
定期テストで高得点を取るためには、計画・実行・振り返り・改善がとても大切です。定期テストに向けた学習計画を立て、その計画がしっかりと実行されているか、確認しながら授業を進めていきます。テスト終了後にはもちろん振り返りを行い、課題を次への改善に繋げていきます。
※栄光ゼミナールでは、法令に則り塾内で学校の定期テストを使用した授業や補講は実施いたしません。また学校の定期テストを複製することや配布することもしておりません。
記述力を身につける指導を行っています。
千葉県の公立入試問題は問題や資料をしっかりと読み解き、答えを記述する問題が多く出題されます。どの教科もグラフや表などの資料を正確に読み取ったり、自分の意見を論理的にまとめたりする記述力が求められます。栄光ゼミナールでは、資料やグラフの見方や、問題のポイントの導き出し方を各教科で繰り返し指導しています。また、見つけ出した答えを書き言葉に仕上げられるよう、記述の際の表現方法なども指導し、繰り返し問題を解くことで記述力を身につけていきます。


各校特有の出題形式に特化した指導
栄光ゼミナールでは入試本番に実力が発揮できるよう、出題傾向に合わせた問題に触れる機会を多数用意しています。その他、各校の学校設定検査で主に実施される面接練習も行っています。
入試本番の得点力を強化。特別講座を開設し、志望校別の対策
特別講座「千葉県公立入試対策ゼミ」では、千葉県公立高校の入試傾向に特化した専用教材「県トレ」を使用し、高倍率の入試本番で与えられた時間内にミスなく最高点を出せるように指導していきます。




栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒一人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があり、自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析し、苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。











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