小中高生の家庭における入試の情報収集に関する実態調査
株式会社栄光(本社:東京都千代田区代表取締役社長:下田勝昭)が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、2021年10月13日(水)~10月27日(水)に、「小中高生の家庭における入試の情報収集に関する実態調査」を実施し、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者446人の有効回答が得られました。
<調査概要>
調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員
(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年10月13日(水)~10月27日(水)
回答者数:446名
小中高生の家庭における入試の情報収集に関する実態調査のまとめ
- 「情報収集を始めた時期」は、早期化の傾向
- 中学受験経験家庭の7割 情報収集を始めた時期は「適切だった」
- 中学受験の情報収集 小5以降に始めると「もう少し早くてもよかった」と思う家庭が急増
- メディアやウェブサイトからの情報収集 進学を検討する「中学・高校・大学のホームページ」を多く活用
中学受験では雑誌・書籍、大学受験では在学している学校からも情報を得ている
栄光ゼミナール調べ
Q1.子どもが何年生の頃から、メディアやウェブサイトから中学受験に関する情報収集を行っていましたか。メディアやウェブサイトからの情報収集を始めた時期について、どう感じていますか。(n=150(うち中学生保護者93、高校生保護者57)、単一回答方式)
子どもが中学受験を経験した保護者に、メディアやウェブサイトからの情報収集について聞いた。メディアやウェブサイトから中学受験に関する情報収集を始めた時期は、子どもが小学3~5年生の時期に集中している。中学生保護者では小学3年生が最多、高校生保護者では小学5年生が最多で、中学生保護者の方が早い時期から情報収集を行っていることも分かった。
また、情報収集を始めた時期が「適切だった」と感じている保護者は全体の67.6%だった。小学3年生までに情報収集を始めた家庭では「もう少し遅く始めても問題なかった」という回答も見られるが、小学5年生になると「もう少し早い時期に始めてもよかった」という回答が急増することも分かった。
Q2.子どもが何年生の頃から、小学校や塾、知人からの中学受験に関する情報収集を行っていましたか。小学校や塾、知人からの情報収集を始めた時期について、どう感じていますか。(n=150(うち中学生保護者93、高校生保護者57)、単一回答方式)
同じく、子どもが中学受験を経験した保護者に、小学校や塾、知人からの情報収集について聞いた。情報収集を始めた時期については、メディアやウェブサイトからの情報収集と同じく、小学3~5年生に集中していた。また、メディアやウェブサイトからの情報収集と比べて、特に中学生保護者では小学校入学前~小学2年生で始めた割合も高かった。
情報収集を始めた時期については、72.9%が「適切だった」と回答しており、メディアやウェブサイトからの情報収集よりも適切な時期に情報収集を始められたと感じている保護者が多いことが分かった。
Q3.子どもが何年生の頃から、中学校のイベントや進学フェア等に参加していましたか。中学校のイベントや進学フェア等からの情報収集を始めた時期について、どう感じていますか。(n=150(うち中学生保護者93、高校生保護者57)、単一回答方式)
同じく、子どもが中学受験を経験した保護者に、中学校のイベントや進学フェア等からの情報収集について聞いた。情報収集を始めた時期については、小学4~6年生に集中しており、特に小学5年生で始めた家庭が最も多かった。中学生保護者と高校生保護者を比べると、小学4年生で始めた割合に約15ポイントの差があり、メディアやウェブサイトからの情報収集と同様に、早期化の傾向が見られた。他の情報収集に比べて時期が遅いのは、イベントによっては参加できる学年が限られていることや、受験をしようと考える学校がある程度明確になったタイミングでイベントに足を運ぶためと考えられる。情報収集を始めた時期については、全体の約7割が「適切だった」と回答しており、他の情報収集と大きな差は見られなかった。
Q4.【今後予定している受験について】メディアやウェブサイトからの中学・高校・大学受験に関する情報収集について、どのような媒体を活用していますか。(n=320(うち中学受験予定162、高校受験予定52、大学受験予定106)、総回答数1029、複数回答方式)
次に、中学受験予定、高校受験予定、大学受験予定の家庭を対象に、今後予定している受験に関する情報収集について、保護者に聞いた。まず、メディアやウェブサイトからの情報収集について、具体的に活用しているメディアやウェブサイトを聞いた。中学受験予定・高校受験予定の家庭では、それぞれ、進学を視野に入れている「中学や高校のホームページ」を活用している割合が最も高く、9割弱にのぼった。大学受験予定の家庭では、「大学のホームページ」も活用しているものの、「受験情報サイト・教育情報サイト」が最も高く、約7割だった。
また、中学受験予定の家庭は、高校受験予定や大学受験予定の家庭と比べて、「雑誌」や「書籍」から情報収集をしている割合が高かった。
Q5.【今後予定している受験について】在学している学校や塾、知人からの中学・高校・大学受験に関する情報収集について、どのような情報を活用していますか。(n=307(うち中学受験予定155、高校受験予定61、大学受験予定91)、総回答数489、複数回答方式)
同じく、中学受験予定、高校受験予定、大学受験予定の家庭を対象に、在学している学校や塾、知人からの受験に関する情報収集について、活用している情報を聞いた。最も多くの家庭が活用しているのは「通っている塾からの情報」で、中学受験予定・高校受験予定の家庭では9割以上、大学受験予定の家庭では7割にのぼった。
また、「在学している学校からの情報」については、中学受験を予定している家庭は3.2%、大学受験予定の家庭では64.8%が活用していた。中学受験情報は、学校からの情報提供がほぼ行われない一方、大学入試改革等も背景に学校が積極的に大学受験情報の提供を行っていると考えられる。
受験情報の収集に関するポイント
株式会社栄光指導統括室 藤田利通 より
中学受験率は年々上昇しています。きっかけは大学入試改革による附属中の人気でした。最近は、グローバルやサイエンスなど新しい教育に力を入れている学校も人気があります。社会の変化に対応すべく学校も大きく変化しているので、低学年から情報収集して将来に備えましょう。受験勉強が本格的にスタートする小学4年生からは、志望校の情報収集をします。新型コロナウイルス感染拡大を機に、学校のホームページも充実していて、多くの受験生が活用しています。塾にはこうした情報がたくさんありますので、一度足を運んでいろいろと話を聞いてみてはいかがでしょうか。
栄光の取り組み
栄光ゼミナールでは、小中高生のご家庭を対象とした調査を行っています。
こちらの記事のpdfは下記からご覧ください。
このほかの調査については以下からご覧ください。
栄光の調査一覧
- 2022小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査
- 中学校の部活動と勉強に関する実態調査
- 2022受験生アンケート[高校受験編]
- 2022受験生アンケート[中学受験編]
- 小中高生の習い事に関する調査
- 小中高生の読書に関する調査
- 小中高生の資格・検定に関する調査
- 小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査
- 小中高生の家庭の職業観に関する意識調査
- 2021小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査
- 小中高生の家庭の防災に関する調査
- 小中高生の今年の夏休みの過ごし方に関する調査
- 受験生アンケート [高校受験編]
- 受験生アンケート [私立・国立中学受験編][公立中高一貫校受検編]
- 小中高生のオンライン学習に関する調査
- 小中高生と保護者の中学受験・高校受験に関する調査