指定校推薦とは?仕組みをわかりやすく解説!

更新日:2023/11/17

大学入試は大きく分けると一般選抜と学校推薦型選抜、総合型選抜の3種類の試験があります。受験機会を増やしたい生徒にとって学校推薦型選抜と総合型選抜は有効な試験です。
今回は学校推薦型選抜の中でも、「指定校推薦(指定校制)」を詳しく解説していきます。

指定校推薦(指定校制)とは?

指定校推薦(指定校制)とは、大学が定めた指定校の生徒のみが出願することができる制度です。
指定校は大学が高校のこれまでの進学実績に応じて指定するため、自分が通っている高校が指定されていなければ、いくら成績が良くても出願する権利はありません
また、募集枠は1つの高校から1~3人程度が多く、出願条件も厳しいので、それをクリアして校内選考を通過することが第1条件になります。

募集時期と受験日程について

指定校推薦(指定校制)の出願時期・試験時期は大学によって異なりますが、一般的に高校での募集は6月~8月ごろに各学校にて公開され、校内選考を経て10月ごろまでに推薦される生徒が決定します。
その後、大学への出願が10~11月ごろに行われ、小論文や面接などを行い12月ごろの合否が分かります。

指定校推薦(指定校制)の基準と条件

各大学により、評定平均の基準はバラバラですが、5段階評価で最低でも4。上位校を狙うのであれば、5を取らないと出願基準を満たせません。
高校1年生から、積極的に授業を受け、成績を保つことが必要となります。

校内選考とその方法

希望大学の指定校推薦(指定校制)の枠が高校にある場合、担任の先生に指定校推薦(指定校制)を利用したいことを伝えましょう。すると校内選考を受けることができます。
校内選考の基準は高校によって異なり、審査過程や基準は非公開となっています。
しかし、一番重要だといわれているのは高校1年生からの評定平均です。評定平均が基準を上回っているかはもちろん、他にもその大学を志望する人がいた場合は比較対象となります。
その他、課外活動、部活動、出席日数なども参考にされることがあります。

指定校推薦(指定校制)を狙うために!評定を上げる方法

出願資格となる評定平均は、高校1年生の1学期(前期)から高校3年生の1学期(前期)までに履修した科目の評定(5段階評価の成績)を合計し、科目数で割って算出します。
定期テストの結果が大きなポイントになることは言うまでもありません。
高校1年生の1学期(前期)から高校3年生の1学期(前期)までに実施される定期テストは合計で12回(2期制の場合は10回)です。そのうちの5回(2期制は4回)が高校1年生の実施ですから、高1の成績が評定平均の4割強を占めることになります。

同様に考えると、高校2年生修了時で評定平均の8割は決定しているわけです。したがって、推薦入試に関しては高校3年生での逆転はかなり難しいと言わざるを得ません。
1年生のうちからの定期テスト対策をしっかりと行い、2年生での積み上げをしっかりと行うようにしましょう。その際、実技教科(体育・芸術・家庭)に手を抜いてしまう人が多いですが、実技教科も評定平均に入ってきますので、すべての教科にまんべんなく力をいれることが大切です。
栄光の個別指導なら、お通いの高校の頻出問題対策や苦手単元の演習など、一人ひとりに最適な学習プランで授業をします。
また、テスト前には定期テスト対策のための学習プランを作成。集中して勉強ができるので、テスト範囲をしっかりとカバーできます。

欠席日数はかかわってくる?

大学によって指定がある場合もあれば、ない場合もあります。
もし欠席日数に不安がある場合は、高校の先生確認しておきましょう。
ただし、同じ高校の指定校推薦(指定校制)を狙っているライバルがいる場合、成績が同じ場合は欠席日数が少ない方が有利になる傾向があります。できるだけ欠席・遅刻・早退は少なくしておきたいですね。

指定校推薦(指定校制)の試験内容は?

高校での選考を受けた後、各大学で書類選考や面接・小論文などの独自試験を行います。

志望理由書の書き方

指定校推薦(指定校制)の場合、総合型選抜(AO入試)などでみられる志望理由書を課す大学は少ないです。
しかし、申込書などで志望動機や自己推薦書などを記載することがあります。
ホームページや大学の案内を読み、大学の特色を踏まえたうえで、「どうしてその大学に行きたいのか」、「志望した学部・学科で何をしたいのか」を書くことが必要です。

面接の対策

面接では、個人の特性や人間性、大学進学への意欲など、学力以外の要素が確認されます。
志望理由や自己PRなど定番の質問は事前に準備をしておきましょう。
面接については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

小論文の書き方

小論文を書くうえで、押さえておきたいのは、以下の4つです。
(1)小論文を書き始める前に段落構成を考える
(2)設問に沿った意見(賛成・反対など)を書く
(3)意見に対する根拠を説明する
(4)根拠の裏側にある要因を探る
小論文の書き方で悩む高校生は多いですが、この基本をおさえておくと型が決まり構成にまとまりが出てきます。
小論文の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。

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