公立中高一貫校に合格する子
更新日:2024/06/286年を通じたきめ細やかな教育が、費用を抑えて受けられる人気の公立中高一貫校。お子さまの進学先として検討されているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、その選抜方法は私立中学の入試と大きく異なるため、専用の対策が欠かせません。そのため、公立中高一貫校の受検を検討しているけど、自分の子どもに向いているのかわからない、どのような対策が必要なのかを知りたい、といったお悩みをお持ちの保護者の方も多いことと思います。そこで今回は、公立中高一貫校に合格する子とはどのような特長を持っているのかを具体的にご紹介します。ぜひ、お子さまの志望校選びの参考にしてください。
目次
公立中高一貫校の選抜方法
公立中高一貫校では、教科を横断した総合的な力が問われる「適性検査」と、小学校の成績や活動を記録した「報告書」によって、入学者が選抜されます。まずは、それぞれの中身について確認しておきましょう。
総合力が問われる適性検査
適性検査は、教科横断型の総合力を問う問題が出題されます。出題範囲は小学校で習う内容に限定されていますが、従来の学力試験に多い「知識」を問うタイプではなく、知識をベースに受検者自身の「考える力」を問う問題が主体となっています。また、記述式問題を出題する学校が多く、東京都の公立中高一貫校では400字程度の作文問題が必ず出題されます。首都圏の公立中高一貫の入試の仕組みは別途まとめていますので、関連記事をご覧ください。
報告書も合否の判定材料に
公立中高一貫校では適性検査の結果に加え、小学校の先生に依頼して書いてもらう報告書も合否を分ける判断材料となります。報告書には外国語を加えた9教科の成績をメインに小学校での特別活動や行動、出欠などが記載されます。高校受験における内申書をイメージするとわかりやすいでしょう。適性検査と報告書の配点比率は学校によって異なりますが、東京都の公立中高一貫校の場合「8:2(報告書の割合20%)」の学校が多くなっています。
詳しくは、中学受験における調査書(報告書)の影響はどのくらい?をご覧ください。
公立中高一貫校に合格する子の特長
公立中高一貫校の適性検査では、小学校で習ったことを複合して自分なりの答えを導き出す力が求められます。難度が高く、競争も激しい公立中高一貫校受検ですが、栄光ゼミナールでは多数の合格者を輩出しています。その経験と実績から、合格した生徒がどのようなタイプなのかを具体的に紹介していきます。
長文の読み書きが得意
適性検査は記述式の問題が多い上、作文も必ず出題されるため、限られた時間の中で長い文章を書きあげる能力が欠かせません。また、問題文そのものが長いので、文章を早く読み要旨をつかみ、出題の意図を正しく理解する力も求められます。公立中高一貫校では、記述対策が重要になってきますが、こういった子は練習でたくさん文章を書いても苦にならないことが多いです。
好奇心旺盛で探求心がある
適性検査では、日本の四季の特色や観光地・駅の掲示物など、身のまわりの生活に即したテーマがよく取り上げられます。毎日の生活の中でさまざまなことに興味・関心を持ち、わからないことがあれば深堀りして調べる探求心を持つ子どもが適性検査でも力を発揮できます。
自分の意見を論理的に表現できる
適性検査は、題材となる文章を読んだ後に自分の考えをまとめる記述式問題が出題されます。このため、他者の意見をふまえたうえで自分の考えをしっかりと主張できる力が必要です。その際ポイントとなるのが、誰にでもわかりやすいよう論理的に説明できるということです。長い文章が書けても論理が飛躍していれば得点につながりません。「AだからB、BだからCだと私は考えます」など、筋道を立てて文章にする力が求められます。
小学校で積極的に活動している
公立中高一貫校では報告書も合否判定の材料となるため、真面目に授業を受ける、欠席日数が少ないなど、きちんとした学校生活を送ることが大切です。また、クラス代表を務めたり生徒会活動に参加したりするなど、リーダーシップを発揮した経験が評価されることもあります。受験勉強に集中するあまり、学校生活がおろそかにならないよう気をつけましょう。
勉強以外に夢中になれることがある
習い事やボランティア活動など、勉強以外にも力を入れていることがあると、報告書を通じて高い評価を受ける可能性があります。報告書に記載してもらえるかどうかは担当する先生によって異なりますが、何かに打ち込む経験はお子さまの心身の成長に大きく役立ちます。勉強に結びつかないと感じても、お子さまの興味・関心があることには積極的に取り組ませてあげましょう。
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志望校の求める人物像とマッチしている
多くの公立中高一貫校が「国際社会で活躍するリーダーの育成」を目標に掲げていますが、教育理念や校訓、育てたい生徒像等は学校ごとに特色があります。学校の方針とお子さまのめざす方向性が一致していることは、合格するための重要なポイントとなります。志望校を選ぶ際は、学校のホームページを確認したり、文化祭等のイベントに参加したりするなどして、学校とお子さまの相性を見極めておきましょう。
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公立中高一貫校受検には対策が不可欠
合格した生徒の特徴をまとめていきましたが、もちろんはじめからすべてを備えている子どもはいません。ですから、「うちの子は、タイプが違うから公立中高一貫校の合格は無理かな…。」と落胆する必要はありません。紹介した公立中高一貫校に合格する子の特長はすべて、対策をすることで伸ばすことが可能なのです。
栄光ゼミナールでは、公立中高一貫校専用のカリキュラムで授業をし、合格できる子の特長をしっかりと根付かせて、合格へと導きます。
栄光ゼミナールは公立中高一貫校受検に挑む保護者とお子さまをサポートします
栄光ゼミナールの公立中高一貫校受検コースでは、適性検査対策専用の教材とカリキュラムを用いて、文章の正しい読み取り方や論理的な作文の書き方など、受検に必要な能力が着実に身につくよう丁寧に指導します。講師は生徒の個性を把握したうえで、苦手な分野を克服できるよう個別に演習問題を用意したり、好きな教科を切り口に物事を深く調べるよう働きかけたりしながら、一人ひとりに適切な指導を行っていきます。
また、公立中高一貫受検では報告書も合否の判定材料となるため、学校生活をどのように過ごすかも大切なポイントとなります。栄光ゼミナールではこれまでに多くの公立中高一貫校志望者を合格に導いてきた経験をもとに、授業の受け方や学校生活で取り組むべきことをアドバイス。さらに家庭学習の進め方など保護者の皆さまの不安に対しても具体的な対処法をお伝えし、合格までの道のりを支えていきます。
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