推薦入試や特待生入試も!中学受験の入試の種類
更新日:2024/09/13私立中学の入試は、学力をみる筆記試験、面接、書類審査などで選抜される一般入試がメインです。しかし、特待生入試、推薦入試、帰国子女入試など、一般入試以外の選抜方法もあります。今回は、入試の種類について解説していきます。
学力で合否が分かれる一般入試
筆記試験は算数・国語・理科・社会の4科目入試がメインですが、学校によって試験科目が異なることがあります。また、公立中高一貫校や国立中学の一部では、学科による学力試験ではなく、適性検査や作文によって選考を行います。適性検査は、複数の科目を組み合わせた形で発想力や表現力が問われます。近年では、私立中でも適性検査型入試を行う学校が増えてきました。
4科目入試 | 中学入試で最も一般的なパターン。国語・算数・理科・社会の4科目で試験が行われる |
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2科目入試 | 国語・算数の2科目のみで試験が行われる |
選択型入試 | 2科目か4科目で受講者が選択できるパターン |
新タイプ入試 | 英語入試や適性検査型入試、1教科入試など |
新しい学力観をみる新タイプ入試
これまでの中学入試では、4科目・2科目など教科別の試験を実施する入試がほとんどでした。しかし、ここ数年は新しい学力観をみる「新タイプ入試」を実施する学校が増えてきています。
グローバル化を見据えた英語入試
急速に進むグローバル化を見据えて、英語入試を実施する学校も増加しています。単に英語力を試す入試ではなく、対話形式やプレゼンテーション形式を導入した入試など、その内容は多様化が進んでいます。
求められる英語力は学校によって様々ですが、英語に馴染みのある小学生が「英語で受験できる」機会が増えています。ただし、受験する際は事前に内容や合格レベルを確認しておきましょう。また、一般の4科目入試や2科目入試の学校でも、英検などの資格を取得していると加点処理が行われる学校もあります。
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思考力・表現力が問われる適性検査型入試
公立中高一貫校の入学者選抜を模した適性検査型入試は、従来の入試とは異なり、教科別ではなく、総合型の問題です。公立中高一貫校を第一志望とする生徒が、同じ対策で私立中受験もできるため、私立中学でも入試に取り入れる学校が増えてきています。
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学費の負担が少なくなる特待生入試
私立中学を受験させたいが、経済的に不安があるご家庭が検討したいのが特待生枠。一般入試の成績上位に入ると特待生に選ばれる学校と、一般入試とは別の特待生入試を行なっている学校があります。
特待生で入学すると入学金や授業料が無料または減額になるため、経済面の負担を減らすことができます。しかし特待生枠は学校により制度が異なり、6年間特待生が続くこともあれば、1年ごとに成績等で見直されることもあります。定期的な見直しが行われる学校では、特待生を維持するために在学中は成績上位者に入り続ける必要があります。
特待生枠をつかうなら入試情報だけでなく、特待生制度のことも事前に調べておきましょう。
実施校は少ないが、第一志望にはおすすめの推薦入試
大学入試や高校入試で盛んな推薦入試ですが、実は私立中学でも行っている学校があります。ただし数は少なく、関東圏では千葉県に推薦を行っている学校がいくつかあります。
私立中学の推薦入試は、小学校(学校長)からの推薦と自己推薦の2つのパターンがあります。小学校からの推薦は成績基準を設けているところがほとんどで、低学年のうちから、良い成績を残す必要があります。
また、学校側の早期に生徒を確保したいという思惑もあり、受験日程が12月に行われる学校があります。
海外から帰ってきたご家庭のための帰国子女入試
帰国子女入試で求められる能力は、海外生活で培った高い英語力を求める学校と、多様な価値観を受けいれる柔軟性や高い自己表現力など豊かな人間性を求める学校の、2パターンがあります。
出願資格に海外滞在年数と帰国後の年数を指定する学校が多いですが、学校によって資格要件は異なるため、入試要項を必ず確認しましょう。また、英語力だけでなく、算数や国語の学力試験がある学校も多いので、受験対策は必須です。
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どの入試も一般入試対策は必須
中学入試は高校入試や大学入試と比べると一般入試の割合が大きく、特待生入試や帰国子女入試を受験する場合でも一般入試に対応できる学力が必須となります。
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