私立中学?国立中学?公立中高一貫校?中学受験の学校選び
更新日:2024/06/28小学生のお子さまを持つ保護者の皆さま。中学校のこと、もう考えていますか。ちょっと調べて「えっ!こんなに考えなきゃいけないことがあるんだ!」なんてビックリされた方も、はたまた受験(受検)自体をお悩みの方もいるでしょう。今どきの中学受験(受検)は大きく変わってきています。私立や国立附属だけでなく、公立中高一貫校という選択肢が広がり、受験(受検)の内容も大きく変わっています。どんな学校があるのか?中学受験をするならばどんな学校を選べばよいのか?
今回は栄光ゼミナールが、皆さまのヒントとなるような情報を、カンタンにお届けしていきます。
目次
お子さまに合う中学は?
ブレない私立、多様に学べる公立、好奇心いっぱい国立附属
筋の通った教育方針なら、やっぱり私立中学校
充実した教育環境をもとに、自学自習の学力育成や進学に注力している私立。時代とともに学習内容や指導方法を柔軟に変化させており、英語やプログラミングなど時代の流れにのった教育に力を入れている学校も多くあります。
ただ、私立なら誰でも学力が伸びるわけではありません。見極めたいのは、偏差値やネームバリューよりその学校の教育方針や理念に、わが子の性格が合うか、また保護者が共感できるか。校風が合わないと、進学後に学校や学習への意欲が失われてしまいます。お子さまの気持ちや将来について話し合いながら、その子の資質をしっかり磨いてくれる学校を選びたいですね。首都圏は交通網も発達しているので、お子さまの足で通える学校も多くあるでしょう。たくさんの学校を見ることで、お子さまに合った中学校にきっと巡り合えるはずです。
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多様な学びで人気急上昇中、公立中高一貫校
多感な時期のお子さまが一貫した環境で学べて、学費も比較的低く抑えながら6年間学べるのが公立中高一貫校のうれしいところ。私立と同様、教育方針が学校により異なり、多様な学びで柔軟な思考力が身につけられるのが特徴です。大学進学でも高い成果もあげており、近ごろますます人気です。ただし、倍率がとても高く狭き門となっています。
公立中高一貫校では入試のかわりに、作文や面接を含む適性検査という思考力や表現力を重視したものになっています。独自の対策が必要な上、倍率が高いですが、近年私立中でも適性検査型入試が広がっており、私立中を併願するご家庭も多いです。
様々な学力や考え方を持つ友人と出会い、多様で柔軟な思考力を身に付けられることは公立中高一貫校の魅力なので、今後も人気は維持されるでしょう。
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先進的な教育を経済的に受けるなら、国立附属中学校
学費を抑えながらも、一歩進んだ教育環境で学べる国立中学は有力な選択肢になるでしょう。もちろん自宅からの通学時間やかかる費用は住んでいるところ次第です。
魅力は、普通の学校とは異なり、大学の最新のノウハウや研究から生まれた教育が受けられるところ。フィールドワークや討論などの他と違った授業に積極的な学校もあります。ただし進学を最も重視した教育ではないため、大学受験対策は各自、学習塾などで補うパターンも多いようです。附属小学校を持つ場合と持たない場合とでは、定員や志願者数が大きく異なるのでご確認を。
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習い事や夢に集中するなら、私立中学にも注目
私立には、併設大学とつながる付属高校があるところもあります。国立附属の場合は、エスカレーター式に高校や大学へ進めるわけではないため、有名大学への進学などを視野に入れるのであれば受験勉強は学校との授業とは別にしっかり必要です。
一方、私立の大学付属校は、エスカレーター式で進学ができるため、受験に気を取られずに専門的な分野の勉強や習い事、スポーツなどに夢中に取り組めます。そのまま、一つの道を究めてプロとして生きていく卒業生も多いのが特徴です。ただし、希望の学部や学科へ進学するための定期テスト対策や内部進学対策は、きっちり行う必要があります。
合格後にかかる費用は、ぶっちゃけどれぐらい?
必要なお金は、私立>国立附属>公立中高一貫校の順が一般的といえます。公立中高一貫校と国立附属は授業料は無料。私立は、約400~1000万円と幅があります。授業料のほかに、通学にかかる交通費、制服費、教材費、修学旅行の積立金、部活動に使う道具の購入費など、授業料以外にかかるお金が加わると、選ぶ学校やお子さまによって大きく変わります。
私立中 | 国立附属中 | 公立中高一貫校 | |
---|---|---|---|
6年間の授業料 | 400~1000万 | 無料 | 無料 |
教育方針・環境 | 各校の伝統的な校風 | 各大学の校風 | 文科省の教育方針 |
受験・授業の特徴 | それぞれの伝統的な精神に基づき、自立した学力や人間性を育む。大学受験がないため、進みたい道がある子にはより理想的。 | 各大学の定める入試形式。大学の方針に基づくそれぞれの教育方法。個性や自由な発想を育むための取り組みに積極的。 | 入試ではなく記述式中心の適性検査。思考力・問題解決力など、文科省が定める21世紀型の学力を重視している。 |
また、学校学習費(授業料をはじめ制服・教材・旅行費などを含む)、学校給食費、学校外学習費(習い事や学習塾・家庭教師など)を合計した学習費の総額を世の中の平均で見てみると、中学校3年間は公立で約162万円、私立で約430万円。高校3年間は、公立で約154万円、私立は316万円。中高6年間になると、両方公立と両方私立では約430万円の違いがあります。
(出典:令和3年 文部科学省「子供の学習費調査」より 千円単位を四捨五入)
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中学受験(受検)対策の仕方も大きく変わります
私国立の受験と公立中高一貫校の適性検査では、まったく違うタイプの問題が出題されるので、当然、対策の仕方も違います。
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私立中学・国立中学(学力テスト)
短時間で解答するためには、多くの解法パターンを身につけるとともに、十分な演習を積み重ねておきたいところです。中学受験の学習内容は各教科とも範囲がとても広く、順を追ってきちっと理解を積み重ねていかないと、ついていけなくなってしまいます。また、学校により出題傾向が大きく異なるため、過去問演習も重要です。
栄光ゼミナールでは、同じ分野を複数回学びながら少しずつレベルアップしていくテキストを取り入れています。専用のカリキュラムと教材で、中学受験に必要な膨大な学習単元を、最適な順序でもれなく習得することができます。
公立中高一貫(適性検査)
適性検査の問題は、特別に難しい問題や暗記に頼る問題ではなく、問題文や資料(表やグラフ)を正しく読み取って考えていけば解ける問題がかなりの割合を占めます。また、「問題文の要約」ではなく、「自分の意見」を言葉で表現する力も問われます。
栄光ゼミナールでは、適性検査対策専用のカリキュラムと教材を使用し、図表・時事問題・実験考察・食糧問題・環境問題など、幅広いテーマの問題演習を計画的に行います。「似た問題を一度解いたことがある」という経験は、適性検査当日に生徒の自信につながります。
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1人ひとり、合格のための学び方は違う!
栄光ゼミナールでは、それぞれに専門のコースを用意。
お子さまの集中力を引き出す学習環境と、長年のノウハウを結集した指導力で、
1人ひとりの目標や性格に合った学びを提供します。
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栄光の中学受験対策では最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、勉強の進め方、志望校対策まで、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生の隣でわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。お子さまに合った指導形態で合格に向かって学習を進めることができます。
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