高校受験の塾費用は?費用の内訳・比較するときのポイントを解説!

更新日:2024/07/23
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お母さん。私も受験生になったら、塾に通いたいんだけど…

そうよね。でも、塾の月謝ってどのくらいするのかしら?教科数で違うのよね?

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それだけじゃなくて、集団指導か個別指導かとか、自習室とかの施設があるかでも変わってくるみたい。
家だと集中できないし、私は自習室で勉強したいな。

高校受験までトータルでいくら必要なのかしら?
色々な塾を調べてみないとね

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目次

中学生の学習塾、どれくらい払っている?

中学生のいるご家庭が学習塾代に使う年間費用についてみていきます。文部科学省の令和3年度の調査結果によると、年間の学習塾費用の平均は、公立中学に通うご家庭(以下、公立)で約25万円、私立中学に通うご家庭(以下、私立)で約17万5000円となっています。しかしこの統計では学習塾に通っていない人も含まれています。
そこで、学習塾費の支出者平均額(塾代を支払っている人だけを集めた平均)を見ると、公立で35万6000円、私立では32万6000円となっています。

次に学校種別×学年で、支出率(全体の中で学習塾費の支出がある人)と支出者平均額をみてみます。

中学生の学習塾にかける年間費用の表
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査より

公立校では中3で8割を超えるご家庭が塾に通っており、年間の支出額も40万円を超えています。一方で私立校では中3でも支出率は56%程度、支出額も公立校より低くなっています。これは、私立中学の多くが中高一貫校であるため、高校受験対策が不要であることが影響しています。とはいえ私立中学の場合は授業料やその他学校費用があるため、学習費総額で見ると公立校よりも高い傾向です。

さらに学習塾に支払う年間費用の分布を見てみましょう。

0円と回答した家庭が公立で約3割、私立で4割以上と最も多い結果になっています。しかし、逆にいえば、公立で約7割、私立で5割以上の中学生が学習塾に通っているということがわかります。また、塾に通わない中学生が一定数いる一方で、年間40万円以上と回答するご家庭が公立で26.9%、私立でも15.6%と高い割合を示しています。
塾の費用は指導形態や受講数、コースによって大きく変わります。お子さまの状況に応じて適切なものを選ぶことが大切です。

「塾の費用」には何が入っている?

塾に通う際には、塾の授業料以外にもいろいろな費用がかかります。ここからは通塾にかかる費用の内訳を紹介します。

入塾金

入塾の際にかかるのが入塾金です。入塾金なしの塾もありますが、かかる場合は2~3万円程度のことが多いようです。入塾のタイミングで一度だけ支払います。

授業料/月謝

毎月の授業に支払う金額です。基本的には塾費用の中でも最も大きいものになります。
塾によって異なるのはもちろんですが、授業形態、コース、受講数によっても金額が異なります。また、受験学年になると、授業時間が長くなるため、授業料も高く設定されていることが多く、同じ教科、同じコマ数で通い続けていても、中1と中3では中3の時のほうが高単価になることがあります。

教材費

授業で使用するテキストなどにかかる費用です。個別指導塾では、テキストの持ち込みができる塾もありますが、集団塾などでは基本的に専用のテキスト購入が求められます。こちらもコースや受講数によって変わります。
学年が上がるタイミングや前期後期、コースが変わるタイミングで購入となりますので、いつ、どのくらい費用がかかるか確認しておきましょう。

講習費

夏期講習・冬期講習・春期講習など、主に長期休み中に講習を設定している塾が多いと思います。講習代金は授業料に含まれておらず、希望者が参加し、講習費が別途発生します。
塾にもよりますが、講習代金は数万円~10万円を超えることもあります。どの講習に参加するとどれくらいかかるのか、についても把握しておいた方が良いでしょう。

特別講座費

通常授業・季節講習どちらにも属さない特別講座を設けている塾も多くあります。志望校別の特訓講座などが該当します。
お子さまに応じて選択するので、必ずかかる費用ではありませんが、受験期はこういった費用がかかることを想定しておくのがおすすめです。

模試・テスト費

主に受験期に関わってくるのが模試などのテスト費用です。受験期は特に模試をたくさん受けることになるので、そのたびに費用がかかります
1回につき5000円前後とほかの費用に比べれば安く感じるかもしれませんが、塾に通っているとかなりの頻度で模試を受けることになりますので、総額で見れば安くはありません。

維持費

主に施設維持のための費用で、月に数千円程度に設定している塾が多いようです。

このように、通塾には授業料以外の部分でもお金がかかります。どうしても授業料に目が行きがちですが、最終的に年間でいくらかかるのかの見積もりをして、塾を比較することをおすすめします。

塾の費用を比較する際に注意すべきポイントは?

ここまで見てきたように、塾は決して安い買い物ではありません。限られた家計のなかで、しっかりと費用に見合う学習成果が得られる塾を選ぶために、まずは入塾前に確認しておきたいポイントを解説します。

授業形式によって費用が異なる

ひと口に塾といっても、学校の復習が中心の補習塾から、本格的な高校受験対策ができる塾まで、実にさまざまな塾が存在します。授業形式は大きく「集団指導」「個別指導」の2パターンがあり、生徒数は塾によって異なります。集団指導も、学校のような大きな教室で授業を行う塾もあれば、栄光ゼミナールのような少人数指導の塾もあります。一方、個別指導も先生1人に対する生徒数は1人、2人、3人以上と、塾によって異なります。個別指導よりも集団指導のほうが費用は安くなる傾向にありますが、お子さまに合っていて効果が期待できる指導を選ぶことが大切です。
他にも、教室で先生の指導を直接受ける「対面授業」だけでなく、インターネットを使って自宅でも受講できる「オンライン授業」を設置する塾も増えています。

教科数が増えれば費用も高くなる

集団と個別のどちらを選ぶにしても、受講する教科数が増えれば当然費用もかさみます。高校受験の場合、必要な教科だけを選んで受講する単科受講と高校受験に必要な5教科すべてを受講し全体の得点力アップをめざすセットコースが用意されていることが多いです。
単科受講で、苦手な教科だけを受講すれば費用はおさえられますが、5教科すべて受講することで、得意教科をさらに伸ばすことができ成績の底上げが可能になるため、志望校に手が届きやすくなります。

学年が上がると費用もアップする

学年が進むほど学習内容が難しくなり、その分だけ日数やコマ数、授業時間が増えるため、塾の授業料が上がることになります。特に受験学年である3年生になると高校受験対策に集中的に取り組むカリキュラムが加わり、費用の増加が予想されます。追加の費用負担に慌てることがないよう、あらかじめ高校受験本番までに必要な総額を算出しておくことが大切です。

授業料以外の費用を確認しておく

先述のとおり、入会金や教材費、テスト代などの費用は塾によって大きく異なります。また季節の講習などもありますので、後から慌てることがないように、授業料の他に「いつ」「いくらくらい」の費用が必要になるのかを確認しておきましょう。また、授業の合間に空腹を満たすための食費や塾までの交通費についても事前に計算しておくと安心です。

費用対効果をよくするために、塾をフル活用するチェックポイント

塾の設備やサービスをフル活用することで、コスト以上の学習成果を得ることも可能です。塾を最大限に活用して高校受験に必要な学力を効率よく身につけるためにも、下記の点に注意して塾選びを進めましょう。

塾に通う目的を明確にする/親子で共通認識を持つ

塾に通う目的や目標は塾に通い始める前に決めておけるとよいでしょう。成績を上げる(例:オール4をとる、定期テスト5教科計400点)、苦手科目の克服(例:数学で20点あげる)、高校受験対策など、お子さまの状況や時期によって目的は多岐にわたります。塾によって、受験対策がメインなのか、それとも学校の授業の補習がメインなのかなど特徴がありますので、目的をしっかりと認識したうえで最適な塾を選びましょう。

勉強が嫌いな子の場合、目的が明確でないと塾に通うことが嫌になってしまったり、塾に通っても授業以外で勉強ができずに成績が上がらなかったりということも。無理やりに通わせてもいいことはありません。納得感のある目標を親子で作り、そのために勉強を頑張る、という流れを組み立てましょう

学習習慣を身につけておく/身につけられそうな塾を選ぶ

塾に通っても、授業を受ける”だけ”では成績は上がりません。塾で習ったことを復習するなど、授業以外の勉強も必要です。そのためには自分で勉強する習慣を身につけなければいけません。すでに学習習慣が身についていて、学校の宿題もきちんと出せる、定期テストの勉強も自分である程度できているというお子さまはすでに学習習慣の土台はできています。あとは塾で足りない部分を補っていけば順調に成績が上がっていくでしょう。
しかし、家では机に向かっている様子が見られないというお子さまの場合は、学習習慣を身につけることが優先です。塾によっては、家庭学習を後述の自習室でやるように指導するなど、学習習慣を身につけるサポートまでしてくれる塾もあります。ご家庭で習慣づけることが難しい場合は、家庭学習サポートが充実している塾を選びましょう。

自習室の有無

中学部i-cot

自習室があることで、宿題を授業の前後の時間を使って塾内で終わらせることができますので、特におうちで勉強する習慣がついていない子には自習室がある塾のほうが良いかもしれません。
塾によっては空き教室を自習スペースとしていたり、予約制にしていたり、なかには自習室自体を設置していない塾もあります。授業の予習・復習や宿題などに使えるような、集中して勉強できる自習環境の有無をあらかじめ確認しておきましょう。

質問対応

講師が授業以外でも質問に答えてくれるか、学習や進路の相談にも親身に対応してくれるかなども塾選びに欠かせない要素です。自習中にわからない問題があってもすぐ解決できないような塾では、効率的に学習を進めることはできません。

塾とのコミュニケーション

思春期の中学生には、保護者に対して反抗的な態度をとることも少なくありません。学習の様子が見えにくくなる時期だからこそ、塾が生徒とご家庭の間に入り、円滑なコミュニケーションが図ることで、保護者の方の精神的負担を減らすことにつながります。定期的な面談や学習状況の報告などはもちろん、ご家庭とのコミュニケーションを大切にする塾を選ぶのが得策です。

栄光ゼミナールをフル活用してください!

栄光ゼミナールは、実績に基づいたカリキュラムに沿って、定期テスト対策から志望校の入試対策まで、高校受験のプロならではの授業を展開。やる気を伸ばすプログラムと合格力を高めるノウハウ、集中できる自習室環境など、高校受験に最適な栄光ゼミナールの学習環境をフルに活用してください。

割引制度も充実

栄光ゼミナールでは、5教科受講のセット割や、特待生制度をご用意しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。

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