「高校入試で不合格…」高校生になれないことはあるの?
更新日:2024/08/19先生。先輩が第一志望の公立高に落ちてしまって、すごく落ち込んでるんです。
それは、どう声をかけたらいいか悩みますね。
そうなんです。それに、来年の自分の受験も不安になってきました。
高校受験は、定員が決まっているので全員が合格するわけではありませんからね。
落ちることもあるんですよね…
そうですよ。ですが、第一志望に落ちても、気持ちを切り替えて別の目標を立てて、その後の進路でしっかり挽回している人も多いですよ。
第一志望校合格が第一目標ですが、他の高校に進むことになっても、後悔のないようにしましょうね。
目次
「万が一、第一志望に落ちたら」と思うと…
合格発表で自分の受験番号がなかった時の焦りや悔しさは相当なものでしょう。それがずっと憧れてきた高校で、長い間、必死に勉強をがんばってきた人であればなおさらです。想像していた高校生活が閉ざされてしまったような気持ちになったり、思い出すだけで涙が溢れてしまったりするのではないでしょうか。
2024年の都立高校入試(全日制)の受験者数は39,054人、合格者数は28,994人、つまり約10,000人(約4人に1人)もの受験生が不合格になっている計算になります。このことからも第一志望校に合格できないことはそれほど珍しいことではなく、同じ思いをしている受験生がたくさんいるということです。
では、その気持ちはどう切り替えたら良いのでしょうか?何より高校生になれない、ということはあるのでしょうか?
基本的には高校生になれないということはまずない
公立高校は内申点と入試当日の点数で合否が決まる、いわば完全なる実力勝負ですが、私立高校の多くでは、「併願優遇」「併願推薦」「個別相談」などの優遇措置・入試制度があります。
これらは、公立高校など他校を第一志望としながら、内申や模試の偏差値などの基準に基づき、ほぼ確実に合格することを保証するものです。
私立高校は首都圏にたくさんありますから、どこの私立高校にも行けない…ということはまずないと言って良いでしょう。
※ただし、極端に欠席日数が多かったり、通知表に1,2があると選択肢が著しく狭まるので注意しましょう。
また、公立・私立高校の「二次募集」を受験するという選択肢があります。二次募集は、募集定員に達していない高校だけが追加で実施するもので、毎年同じ高校が実施するとは限りませんが、合格できれば4月から全日制の高校に通うことができます。各自治体のHPなどで二次募集のある高校を探してみましょう。
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高校入試はチャレンジがしやすい入試
前述の通り、高校入試では大学入試と異なり、「全滅して浪人になる」ということはまずありません。「ほぼ確実に高校生にはなれる」というセーフティネットが用意されている入試だからこそ、高校入試では挑戦がしやすいと言えます。行ける高校はあるとはいえ、15歳から18歳までの3年間をどういった環境を過ごすかは、その後の人生に大きな影響をもたらします。自分にとってより良い進学先を選べるよう、最大限学力を高めて、受験校を塾の先生と相談しましょう。みなさんが受験勉強をする理由は「高校生になるため」ではなく「行ける高校の選択肢を増やすため」ということなのです。
「不合格」の捉え方
当日点で決まる実力勝負の入試であれば、不合格になることもありえます。高校3年間はとても大切な時期ですし、志望校への気持ちが強ければ強いほど、不合格だったときのショックは大きいものです。まるで自分自身が否定されたように感じる人もいるかもしれません。
しかし考えてください。高校入試はあくまでも通過点です。言わば長い人生の中にたくさんある分かれ道の1つで別のルートを取ったというだけで、決して前に進めなくなったわけではないのです。右に曲がれないときは左に曲がってから前に進めば良いのです。
また、本気で取り組んだうえでの失敗なら、そこには間違いなく価値が宿ります。失敗から学ぶことはたくさんあり、きっと成長に繋がるでしょう。
万が一、高校入試で不合格であったとしても、「15歳のある日に受けたペーパーテストの結果で人としての価値が決まるわけではない」ということは心に留めておいてください。
大切なのは歩みと学びを止めないこと
長い人生のなかで、自分の力がいつ・どこで開花するのかは誰にもわかりません。それは高校受験かもしれませんし、大学受験、あるいは社会に出てからかもしれません。また、1度も失敗をしない人生というのはありえないでしょう。
だからこそ、「いつか花開く」と信じて前に進み続けることが何より大切なのです。第1志望に不合格であっても胸を張って前を向き、歩みと学びを続けましょう。
いくつになっても学び続ける姿勢は間違いなく人生を豊かにしてくれます。
次の目標を立てよう
第一志望に落ちてしまっても、その後進んだ高校での成績や大学入試などで、優れた結果を残した先輩たちはたくさんいます。たとえば、当初志望していた高校の系列大学よりも、難度の高い大学に合格を果たした先輩や、「あのとき不合格だったからこそ、絶対にリベンジしようと思ってがんばれた」と言いながら大学の第一志望合格を報告してくれた先輩もいます。
長い人生のなかでは、いくらでも軌道修正したり、新たな夢を見つけたりすることができます。高校受験で失敗した悔しさをばねに次の目標を定め、いち早く動き出しましょう。
大学入試を目標に勉強をはじめる
高校受験が終わったと思っても、その3年後には大学受験が待っています。次の進路選択はすぐにやってくるのです。
そのため、高1の段階から3年後の大学受験を見据え、計画的に学習を進めていきましょう。そのためにも、まずはどんな大学や学部・学科があるのか、少しずつリサーチを始めることをおすすめします。目標とする大学が決まれば、合格するために必要な学力がわかるので、今後の学習計画が立てやすくなりますよ。後悔のない進路選択をするためにも、入学直後から卒業後の進路に関する調査を進めていきましょう。
最初の定期テストから学年上位をめざす
大学受験で第一志望校の合格をつかむためにも、まずは5~6月に実施される高校の中間(前期)テストで学年上位に入ることを目標にしましょう。最初のテストで好成績を収めることができれば、高校での勉強に大きな手ごたえと自信を得ることになります。ライバルが気を抜いている春休みから中学内容の復習と高校内容の予習に取り組み、入学直後からスタートダッシュを成功させましょう。
また、大学受験には一般選抜のほかに、学校推薦型選抜と総合型選抜という入試制度があり、高1の1学期(前期)から高3の1学期(前期)の成績によって出願できる大学はもちろん、入試方式の選択肢が増えることになります。高1の成績も大学受験に大きく影響するので、大学受験への挑戦は高1から始まっていることを意識して、気を緩めることなく学習を続けましょう。
大学受験に向けた第一歩をナビオで踏み出そう!
高校受験での悔しい思いを糧に本気で大学受験をめざすなら、栄光の大学受験専門塾「大学受験ナビオ」がおすすめです。大学受験専門のナビゲーターが授業時間以外で定期的に学習アドバイスを行い、大学受験専門の講師が志望校に合わせた授業を行うことによって、3年後の大学入試本番に向けて効率よく実力を伸ばすことができます。難関大学に合格した受験生の多くが、高校入学直後から3年間を通して学習を続けています。高校受験の悔しさを晴らすためにも、大学受験に関して、いつでも・なんでも相談できる塾の講師を味方につけ、志望大学合格に向けた第一歩をナビオで踏み出しましょう。
高校受験で後悔しないために
このコラムを読んでいる人の中には、今受験生で、「志望校に落ちてしまうのでは…」と不安に思っている人もいることと思います。しかし、高校受験だけが人生ではありませんし、必要以上に、大きなプレッシャーに感じる必要もありません。もし、不安を軽くしたいと思っているのであれば、必要なものは「情報」と「戦略」です。
自分の学力と志望にあった受験プランを戦略的に立てることで、きっと納得のいく高校受験にできるでしょう。ぜひ、塾や学校の先生のアドバイスを参考にしてください。
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栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。
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