【高校受験の仕組みQ&A】高校受験っていつ?併願?偏差値?内申書って何!?
更新日:2024/04/16高校入試はみんな初めての経験。でも、入試の仕組みを詳しく教えてくれる人ってあまりいないものです。受験生なら誰でも知っていそうな基本知識がすっぽり抜けている生徒もいます。今回は、高校入試の基本について、いまさら人に聞きにくい質問に答えていきたいと思います。
目次
Q.そもそも、高校受験はいつあるの?
中3の1月上旬から3月上旬です。
時期が広めになっている理由は、公立高校入試と私立高校入試で時期が異なるからです。
平均的な日程はこのようになっています。
1月上旬~2月上旬 | 私立推薦入試 |
1月下旬~2月中旬 | 私立一般入試 |
2月上旬~中旬 | 公立第1回 |
2月中旬~3月上旬 | 公立第2回(一般入試) |
公立入試は、各自治体によって1回だけの地域と2回の地域があるので、自分の住んでいる都道府県の入試概要を確認してくださいね。
Q.私立高校と公立高校って何が違うの?
民間人が作った学校を私立高校、都道府県立や市立などの高校を公立高校と呼びます。
公立・私立の違いのほかにも国立高校や大学附属校、男子校、女子校、学科など注目したいポイントがいくつかあります。第一志望校をどこにするかで、入試の内容が変わるので、志望校選びは重要ですよ。
Q.高校受験の流れを教えてください。
中3の11月頃から受験校を決め始めます。
1月~3月の間に、受験校ごとに「出願→入試→発表→手続き」の流れを繰り返します。
だいたいのスケジュールは次のようになっています。
受験全体の流れ
11月頃:三者面談
あなたと保護者と学校の先生で高校受験について具体的に話し合う。
12~1月:志望校決定
受験する高校を最終決定し、受験日程を組む。
受験する1校ごとの流れ
1〜3月
出願
必要な書類を揃えて、受験校に提出する。
志望先変更
公立のメインの入試だけ、受験校を変えるチャンスが一度ある。
※一部の地域ではできないため、自分の受験する地域の情報をよく調べましょう。
試験
入試の当日。学科試験や面接、実技などの試験が行われる。
合格発表
入試が終わって数日で合否が発表される。
手続き
受験校をどこにするかは、年末あたりの学力を見て、出願先を決定することが多いよ。
Q.公立高校は都道府県ごとに入試の仕組みが違うってホント?
本当です。入試の仕組みは都道府県ごとに違います。
公立高校の入試形態は、当日の試験で合否を決める学力選抜のほかに、都道府県によって推薦入試や特色選抜・前期選抜など別の判断基準によって選抜する仕組みを採用しています。例えば、東京都は推薦入試と一般入試の2回試験があるのに比べ、埼玉県は入学試験(学力検査)1回のみです。しかし、合否判定が2回に分けて行われます。自分の住んでいるところの入試制度をよく確認しましょう。
Q.内申書(調査書)ってなに?
受験生1人ひとりの中学の成績や学校生活をまとめたものです。中学校の先生が作成して、受験する高校に提出します。合否判定の資料の1つとして使われます。
内申書には、名前などの基本情報や、各教科の学習の記録、学習の時間の記録(欠席日数)、総合所見・行動の記録・特別活動等の記録が記載されています。特に公立高校で重要な内申点は各教科の学習の記録に記載される成績の部分。神奈川県は中2と中3、埼玉県は中1~中3と、都道府県により内申点が利用される学年は異なるので、内申点対策は早いうちからしておきましょう。
Q.私立の推薦入試。単願、併願ってどういう仕組み?
単願は合格したら必ず入学すると約束する入試です。併願は合格したら入学する権利を確保して他校を受験できる入試です。
単願の場合、合格したら必ず入学すると約束する代わりに、出願できる調査書点の基準が低く、合格率も高くなります。
併願の場合は、合格しても他校を受験する自由がある代わりに、出願できる調査書点の基準は単願の場合より高く、また、不合格になる可能性もあります。
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Q.偏差値ってなんですか?
偏差値とは、そのテストを受けた人全員の中で、自分がどのあたりにいるかというポジションを示す数値です。
偏差値50という数値が全体の平均であり、普通は平均点前後の点を取る人がいちばん多くなります。そして、平均点から上下に離れていくにつれて、人数はどんどん減っていきます。上のグラフのようなイメージです。
偏差値を見るときは、数値とポジションの関係を知っておくと、自分の位置がすぐに把握できて便利ですよ。
Q.倍率が低い方が合格しやすいですか?
倍率が低いと合格しやすいかというと、単純にそういうことではありません。
合格のしやすさは、受験する人の学力と集まる受験生の学力の差によって決まります。倍率が低い学校を受験する場合でも、あなたの学力が、集まる受験生よりも低い場合は合格は厳しいでしょう。志望校を考えるときに倍率は気になりますが、倍率の高低だけで判断せず、自分の実力と今後の頑張りを加味したうえで、志望校を考える必要があります。
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Q.受験の対策はいつからはじめれば良いですか?
高校受験の対策は早い方がいいです。今できることから始めてみましょう。
内申点対策を考えると、早いうちから塾に通うのがおすすめです。中3から通い始める人も多いですが、塾では中2の授業で中3の範囲を習うことが多いので、中3の授業は入試対策がメインになり、復習などは自力で行わなければいけません。
学校生活が忙しくなる中2では、中だるみを防ぐことができますし、中1から始めれば最初の定期テストから内申点対策ができるので、入試で有利になり、難関高校や推薦入試を目指すことも可能です。
あなたがどんな高校に行きたいか、どんな受験をするかで、高校受験の準備の開始時期は違ってくるでしょう。自分に最適な開始時期を考えてみてくださいね。
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