中間テスト・期末テストの前にチェック!~定期テスト対策の勉強法~
更新日:2024/01/24は~、そろそろ期末テストが近づいてきたよ。
中間テストも良かったとは言えないから、期末テストはちゃんと勉強しなくちゃ!
でも、どんな勉強をしたらいいのか迷うよね。
そうなの!中間テストの時もいろんな問題集を
少しずつしかやれなかったんだよね...。
定期テストの勉強で、何をしたら良いか迷っているみたいだね。今回は中間テストや期末テストなどの定期テスト対策を考えてみよう!
目次
定期テストで高得点を狙うための勉強法
中学生は、授業のスピードが速く、深い知識が求められます。そのため、小学生までの勉強法だと定期テスト対策がうまくいかないことも。
今回は、定期テストで高得点を取るために効果的な勉強法を考えてみましょう。
初めて定期テストを受ける人もこれまでの成績に満足していない人も、大事なポイントを押さえればきっといい結果を出すことができますよ。
定期テスト勉強の始め方
定期テストの勉強は2週間前に始めよう
定期テスト対策に必要なのはテスト勉強の時間を確保すること。2週間前から始めるのが効果的です。テスト対策としてやるべきことを考えると少なくとも2週間は必要になります。実際に中間テスト、期末テストで確実に高得点をとる人の多くは、テスト勉強に2週間かけています。
しかし、部活動が活動停止になるのは1週間前。なかには3日だけという部活もありますね。そういう人はテスト勉強と部活動の期間が重なってしまうことになりますが、多くの中学生が同じ状況です。テスト勉強を2週間前から始められるように、部屋・机上の片付けやテスト範囲の確認、プリント類の整理をするように心掛けておきましょう。
そう言われても、部活動をやりながら勉強するのは難しいよ...。
でも、部活動をやりながら、勉強している人もいるよ。考え方を変えてみよう!
1日中テスト勉強ができるのは直前1週間。
その前の1週間は自分で工夫して勉強時間をつくる期間。
テスト2週間前になったら、部活動があっても1日1~2時間は勉強時間を確保したいところです。
夕飯前やお風呂の前などの隙間時間を見つけて、積み重ねていくとかなりの時間を作ることができます。さらに、夕食前は漢字の学習、お風呂の前には教科書ワークに取り組むなど、学習内容も決めておくと良いですね。
特に、たくさん時間をとれる土日の使い方は大切にしましょう。
部活の後は疲労で勉強に集中できないという場合は、朝に勉強をするというのも1つの手です。
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テスト勉強に必要なものを揃えよう
勉強を始める前に、まずは必要なものを全部揃えましょう。
- テスト範囲のわかるもの
- 教科書
- ノート
- ワーク
- 授業で配られたプリント類
- 学校で使っている副教材(数学の問題集など)
これをあなたの勉強する机の側に、わかりやすく整理して並べましょう。
そうすることで、テスト勉強としてやるべきことの全体がイメージできるようになります。また、勉強する時にいちいち探す必要がないので、効率が上がりますよ。他にも、範囲の全体像が見渡せるので「よし、やるぞ!」という気分になる効果もあります。
限られた時間で結果を出したいとき、こういう事前の準備が意外と大事なのです。
定期テストの目標を考えよう
テスト勉強を頑張るモチベーションを上げるためにも、目標を立てることは大切です。
「5教科合計で400点取る」「クラスで10位以内に入る」「数学は100点を取る」など、自分で目標を考えてみてください。
入学後初めての中間テストだと、目標は考えづらいかもしれませんが、まずはなんとなくでもよいので目標を立ててみてください。すでに何回かテストを受けている人は、過去の自分を超えるような目標を立てましょう。
テスト勉強の計画を立てよう
テスト勉強の要となるのは、勉強計画です。テスト範囲も広く、期末テストになると教科は9教科になることも。これだけ多くの勉強を効率よく進めるためには、計画を立てることが大切です。
教科書を見直す、ワークを解き直す、単語の暗記をする、などやるべきことを整理し、いつ、何を、どれくらいやるかを計画します。2週間前から始めたとしても、意外と時間が足りないことに気が付くのではないでしょうか。
テスト勉強は2週間前から、と書きましたが、ゼロから始めていては2週間前でも間に合いません。日々の授業をしっかり聞き、家でコツコツ復習しておくこと、どこがテストに出るかをメモしておくことなど、毎日の積み重ねもテスト勉強につながります。
2週間前からテスト勉強を始められるように、計画はその少し前に立てられるとよいですね。
自分で計画を立てて進める力をつけることは大切ですが、最初からスムーズにはいきませんよね。そんなときは塾を頼ってもよいでしょう。定期テスト対策として必要なものや計画の立て方を相談してみてください。
中間テストの勉強法
中間テストは英数国理社の5教科なので期末テストに比べ教科数が少ないですね。
その分、1教科あたりの勉強時間をしっかりとれるので、高得点をとることも夢ではありません。そのためには、準備が大切です。どのように勉強するのが良いか見ていきましょう。
5教科の定期テスト勉強法
定期テスト対策の進め方には、絶対にはずしてはいけないポイントがあります。
それは、5教科の性質を理解すること。
理科や社会を「暗記もの」と言うことがありますよね。理社だけでなく定期テストの勉強では暗記が占める割合は高いと言えます。
でも、それがすべてではありません。たとえば数学は、暗記しなければならない公式や図形の知識などもありますが、「理解して解く」ことが必要です。
そのため、教科の性質に合わせて勉強のやり方を考える必要があるのです。
【各教科の勉強法】
数学
暗記よりも理解して解く割合が多い教科です。いろいろな角度から問われる問題に対応できるように十分な演習を行い、経験を積んでおく必要があります。解法の暗記は高得点を目指すうえでは大切なこと。教科書やワークに出てくる問題は全て解けるまで繰り返しましょう。一発でできたもの(〇),間違ってしまったもの(△)、わからず解答を見てしまったもの(×)のようにグループわけをして、マークをつけておくのがおすすめです。直前は、△や×を中心に見直しをすると高得点が目指せます。
英語
単語については、試験範囲の文章中のどの単語が狙われても大丈夫なように、読める・書けるようにしておきましょう。特に新出単語は要注意です。文法については、学校のワークを繰り返し解くことと、塾のテキストなどがあれば、試験範囲の文法問題に取り組んでおきましょう。リスニングについては、実は「音読する」ことが効果的です。教科書本文の音声を聞きながら、一緒に声に出して読みましょう。本文内容の復習にもなり一石二鳥です。
国語
定期テストは、漢字や文法など暗記や知識で取れる問題も多く出題されます。まずはこの分野を完璧にしましょう。また、教科書に掲載されている文章の問題は「問題になりそうなところ」を確認しておくことが大切です。出題範囲である文章を、ワークや授業で取ったノート、プリントなどと照らし合わせながら読み、どの部分でどんな内容が問われているかを理解しましょう。
理科
暗記が多いので、短期間で集中的に勉強することが可能です。しかし、重要語句を覚えただけで、テストで得点できるような感覚に陥りやすいので注意。重要語句を覚えたら一通り問題演習をすることで実際に身についているかを確認しましょう。
社会
暗記教科ではありますが、すべてを丸暗記するのは大変です。一つひとつ背景や原因などを理解しながら覚えていくことが大切。例えば、地理では「どこで・何が・なぜ」の3点、歴史では「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ」の5点を意識しながら学習を進めることで、物事のつながりなどが見え、最終的に効率よく覚えていくことが可能になります。
数学や英語など演習が多い教科は、定期テストの前日になって暗記の部分の勉強をしているようでは絶対に間に合いません。まずは試験範囲の問題を解いてみて、わかっていないところを質問したり復習したりできる時間を残しておきましょう。
暗記教科の勉強の仕方
一方、国語・理科・社会は暗記部分が多い教科です。今まで「暗記は苦手だ~」と思っていた人は、この方法を試してみてください。
ここまで読めば、テスト勉強になぜ2週間必要かがわかったのではないでしょうか。
1週目に5教科の全体を一度勉強し、直前の1週間は苦手な単元の復習やできなかった問題の確認などをします。このように勉強を進めることで、定期テストで点数を取りやすくなります。
ただ、この2週間だけ勉強すれば高得点がとれるようになるわけではなく、毎日の学習で確実に理解をしていくことが重要です。普段から予習・復習をコツコツと行っていくようにしましょう。
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期末テストの勉強法
期末テストは英数国理社に加えて、実技教科のペーパーテストが2~4科程度実施されます。
実技の勉強もしなければならないので、勉強量はその分多くなります。時間が無くて実技教科はあと回し...という中学生も良く見かけますが、それは大きな間違いです!実技教科は中間テストが無い分、期末テストの点数が内申点に大きくひびいてきます。
計画的にテスト勉強を進めることが、中間テスト以上に大切です。
期末テストの5教科の勉強法
5教科の勉強法に関しては、期末テストも中間テストも同じです。中間テストの章にある5教科の定期テスト勉強法を参考にしてください。
実技教科は事前の準備がカギ
美術、音楽、保健/体育、技術/家庭は、ほぼ100%暗記教科です。
そのため、テスト対策は教科書とノートで必要事項を覚え切ることに尽きます。「5教科の定期テスト勉強法」で解説した「暗記教科の勉強の仕方」を参考に学習を進めてくださいね。
テスト範囲や出題のポイントは主要5教科に比べて少ないので、勉強時間の配分は少なめにして、テスト前1週間の中に組み込むようにするといいよ!
実技教科の場合、授業でやったことや、先生が丁寧に説明した箇所がストレートに出題されることも多くなります。普段の授業の時に「今、期末テストのヒントがバンバン出ているぞ」という気持ちで先生の話を聞き、期末テストに出る情報を取り落とさないようにすることが大切です。
最後にもう1つ。実技教科を主要5教科に比べて軽く見てしまう人が少なくありません。そのため勉強不足のまま期末テストを受ける生徒の割合が多い傾向があります。だから、きちんと仕上げておくと、平均よりはるかに上の高得点も狙えますよ。
定期テストが終わったら
定期テストが終わって遊びたい気持ちもわかりますが、定期テスト後はしっかりと復習をしておくことが大切です。
定期テストを受けているときにも、わからない問題や適当に答えてしまった問題には印をつけておきましょう。テスト返却後には、間違えていた問題と、印をつけていた問題を復習し、次に同じような問題が出題されたときには完璧に答えられるようにしておくことが点数アップの秘訣です。
答えを見てもわからない場合は、理解・納得できるまで教科書やノートを確認しましょう。先生に聞いてみるのもよいですね。間違えた問題は、なぜ間違えたのか原因を分析しておくことで次のテスト勉強の役に立ちます。
このように定期テストの勉強をして、テストの後は復習をするというサイクルを作れると、いざ受験勉強を始めるときにもペースをつかみやすいですよ。
中学1年生が定期テストについて知っておくべきこと
小学校と中学校の大きな違いに定期テストがあります。中間テストも期末テストも初めての経験なので、不安に思っている人は多いでしょう。定期テストがどういうものなのか、よくわからないゆえの不安もありますよね。
ここからは定期テストについて知っておくべきことをまとめたので、定期テストの重要性を知っておきましょう。このことを知っているだけでもやる気が違ってくるはずです。
1. 定期テストは高校進学に大きく影響する
通知表につく英数国理社の成績は定期テストの結果でだいたい決まります。
提出物や授業態度も評価の対象ですが、割合が大きいのは定期テストの結果です。
また、実技4教科の場合、実技や提出作品の出来がいちばんではありますが、期末テストの点数も軽くはありません。中学校の成績は高校受験で調査書(内申書)に記載されて合否判定資料に使われます。特に公立高校の場合は内申書の比重が大きいため、毎回の定期テストは高校進学にも影響するのです。
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2. テスト勉強にきちんと取り組むことで学力が伸びる。
中間テスト、期末テストは直前の2、3カ月が出題範囲になります。定期テストは成績をつけるために実施されるという面もありますが、復習と確認も大切な目的です。毎回のテスト勉強にしっかり取り組めば、成績が上がるだけでなく、学力も着実に伸びていきます。そのため、さぼったり、その場限りですぐ忘れる一夜漬けをしたりせず、身になる勉強のしかたをこころがけましょう。特に中1は一気に生活が変化するので、最初は大変かもしれないですがしっかり学習習慣をつけていくことが大事です。
3. 中1の最初の定期テストは高得点が取り易い
中1にとって初めての定期テストは、問題の難度を抑えめにして点を取りやすくしてくれる先生も多くいます。しっかり準備をしていれば高得点を取り、気持ちよくスタートを切れますよ。最初にいい点を取ると、ずっと好成績を維持していく人が多いので、最初が肝心です。
4. 自分に合ったテスト勉強のやり方を作り上げてみよう
定期テストは3学期制なら年5回、2期制なら4回※あるので、テスト勉強を改良することができます。今回成功したことはそのまま続け、逆に上手くいかなかったところは次の機会に勉強の量を増やしたり、やり方を変えてみてください。しだいに自分の勉強法が出来あがって結果も安定してくるはずです。そのためには、毎回よく考え真剣にテスト準備をすることが大切。真剣にやってみないと、やり方が自分に合っているどうかなんてわかりませんよね。「がんばったけれど、うまくいかなかったところ」が、次につながる重要なヒントになります。
※学校により異なる場合があります。
栄光ゼミナールでは、基礎からしっかりと固めていく学習で、折々の定期テストで高得点を取るのに必要な実力がつくように指導していきます。日々の勉強で知識を身につけることで、テスト対策では基礎に時間をかけることなく、応用問題の対策などを行うことができます。
栄光の高校受験対策では都道府県によって異なる高校入試の制度や出題傾向、最新の受験情報をもとに、進路指導を行ったうえで目標達成に必要な学習プランを作成し、苦手対策、定期テスト対策、志望校対策も、講師が生徒1人ひとりに寄り添って指導します。少人数で発言や質問がしやすく、仲間と切磋琢磨しながら成長できるグループ指導と、先生と隣り合わせでわからないところや苦手を中心に、自分のペースで学習を進められる個別指導があります。自分に合った指導形態で合格に向かって効率よく学習を進めることができます。家庭学習指導にも力を入れており、志望校合格に必要な学習内容をご提案。また、模試の結果を細かく分析したうえで苦手分野を徹底的に対策することで成績向上につなげます。
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